高校生物基礎
5分でわかる!大気中の窒素の取り込み
![高校生物基礎](http://assets.try-it.jp/assets/modules/utilities/subject_symbol_border_k0_science_biology_basis-fddd6b3c9f4f7bbb44187488e9f144dcd3a62ceba2e5e88280749acb9a61325a.png)
- ポイント
- ポイント
- 練習
![](http://assets.try-it.jp/assets/modules/components/movie_size-f89110ba4a351d85c483bb12f73c7cf89e2ba13a9174f58b4a38599d28678843.png)
この動画の要点まとめ
ポイント
大気中の窒素の取り込み
これでわかる!
ポイントの解説授業
窒素(N)は、タンパク質と核酸に含まれる
復習
![高校 生物基礎 生態系6 ポイント1(前回の図です)](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio_bas/5_1_7_1/k_sci_bio_bas_5_1_6_1_image01.png)
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/hoshino.png)
前回は炭素(C)に注目して循環を見てきましたが、今回は 窒素(N)の循環 について学習しましょう。 窒素 は生物を構成する物質のうち、 タンパク質と核酸に含まれる元素 になります。いったいどのような経路で生物へと取り込まれ、タンパク質や核酸に変化していくのでしょうか。
窒素固定とは?
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/hoshino.png)
窒素は、非生物学的環境ではどこにいるでしょうか? 大気中に 窒素(N2) として多く存在しています。大気は、酸素や二酸化炭素なども含んでいますが、約8割は窒素から構成されています。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/hoshino.png)
ただし、生物は大気中に存在する窒素を吸い込んでも、体内に直接取り込んで利用することはできません。では、どのようにして大気中に存在する窒素は、生物に利用されるのでしょうか。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/hoshino.png)
次の図を用いながら解説しましょう。
![高校 生物基礎 生態系7 ポイント1 ポイントのぞく 図のうち右側のテキストのぞく](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio_bas/5_1_7_1/k_sci_bio_bas_5_1_7_1_image02.png)
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/hoshino.png)
実は、窒素(N)はアンモニウムイオン(NH4+)に変換されることで、生物に利用されるようになります。大気中の窒素をアンモニウムイオンに変化させることを 窒素固定 といいます。
窒素固定生物は細菌とシアノバクテリア
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/hoshino.png)
窒素固定を行うことができる生物は 窒素固定生物 といい、非常に限られた種しかありません。窒素固定生物の例としては アゾトバクター・クロストリジウム・根粒菌・ネンジュモ などがあげられます。
![高校 生物基礎 生態系7 ポイント1 ポイントのぞく](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio_bas/5_1_7_1/k_sci_bio_bas_5_1_7_1_image03.png)
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/hoshino.png)
窒素固定生物は大きく分けると、 細菌 と シアノバクテリア に分けることができます。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/hoshino.png)
アゾトバクター・クロストリジウム・根粒菌 は 細菌 です。 ネンジュモ は シアノバクテリア です。いずれも原核生物であることが共通点ですね。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/hoshino.png)
次のポイントでは、どのようなプロセスを経てアンモニウムイオン(NH4+)がタンパク質や核酸になるかを見ていきましょう。
![高校 生物基礎 生態系7 ポイント1 ポイント含めてすべて](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio_bas/5_1_7_1/k_sci_bio_bas_5_1_7_1_image01.png)
![](http://assets.try-it.jp/assets/modules/utilities/logo_black-a711ae7f4c2af1410b916e7066a5e8950d6f2f3a2150e093b6dc878ad8f31d3f.png)
生物を構成する物質は、生物と非生物的環境の間で循環をしていましたね。