今回のテーマは、「ボイル・シャルルの法則と計算」です。

実際に問題を解いて、ボイル・シャルルの法則の使い方をマスターしましょう。

まず、問題を確認しましょう。

ある状態の気体について、 温度・圧力を変えました。
このとき、体積は何Lになるか答える問題です。

温度が一定ではない ので、ボイルの法則は使えません。
圧力も一定ではない ので、シャルルの法則も使えません。
このような場合は、 ボイル・シャルルの法則 の出番です。

ボイル・シャルルの法則の式を覚えていますか？
次のようになっていましたね。
　 P₁V₁/T₁=P₂V₂/T₂

次に問題文からわかる数値を整理しましょう。
　P₁=1.0×10⁵Pa
　V₁=1.5L
　T₁=300K
　P₂=4.0×10⁴Pa
　V₂=V L
　T₂=400K

あとは、この数値を式に代入します。
　 1.0×10⁵×1.5/300=4.0×10⁴×V/400
　 V=5.0
よって、答えは、 5.0L となります。

このように、 温度・圧力・体積のすべてが変化するときは、ボイル・シャルルの法則の出番 です。
きちんと使い方をマスターしておきましょう。