2つ目のポイントは、「地域紛争とテロリズム」です。
ポイント1で学習した地域紛争とテロリズムについて、詳しく学習します。
こちらを見てください。

まずは地域紛争から説明します。
民族や宗教の違いなどが原因で、ある国や地域で起こる争いを地域紛争といいます。
地域紛争は特に民族紛争（民族間の争い）という形で多く発生します。
例えば、同じ場所に複数の民族が暮らしていると、土地の所有をめぐって争いが起こることがあります。
このような民族間の争いが民族紛争です。
同じ民族の場合でも宗教の違いが原因で争いになることもあります。

地域紛争は「争い」ですから、当然勝った側と負けた側が出てきます。
すると、勝った側は負けた側を弾圧したり排除したりしようとします。
つまり負けた側が住んでいた土地や国を追い出されることがあるのです。
このように紛争などが原因で住んでいた土地を追われた人たちを難民といいます。
世界には、難民が集まって暮らす難民キャンプと呼ばれる場所もあるのです。

続いてテロリズムについて説明します。

目的のために破壊や殺りくを行うことをテロリズムといいます。
テロリズムが恐ろしいのは一般の人々を無差別に死傷させる点にあります。
ポイント1で学習したニューヨークの同時多発テロでも、たまたま飛行機に乗っていた一般人が犠牲になりました。
無関係の人を巻き込むことで人々に恐怖心を植え付けることが、テロリストのねらいなのかもしれません。

地域紛争やテロリズムを完全になくすのは難しいかもしれません。
しかし、少しでも減らしていくためにできることはあります。
1つは軍事行動です。
地域紛争やテロリズムが起こったとき、力でおさえつけてしまうのです。
この方法だとその場では問題を解決できるかもしれませんが、おさえつけられた人たちが反発して、
新たな問題が発生するかもしれません。

もう1つは貧富の格差の改善です。
あまりにも貧しい生活を送っている人は、豊かな生活をねたんでテロ行為に走ってしまうかもしれません。
長期的に見て、貧富の格差の改善も重要な解決手段です。

地域紛争とテロリズム、そして難民について学習しました。
しっかり覚えておきましょう。