中2理科
5分でわかる!前線の断面図

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この動画の要点まとめ
ポイント
前線の断面図
これでわかる!
ポイントの解説授業
温暖前線では乱層雲による弱く長い雨、寒冷前線では積乱雲による強く短い雨

図の真ん中に低気圧があるとしましょう。
図の右にあるのは温暖前線、左にあるのは寒冷前線でした。
まず、温暖前線に注目しましょう。
低気圧の中の暖かい空気が、外の冷たい空気に迫っていきます。
このときに、暖かい空気は軽いので、冷たい空気の上に乗り上げるように移動していきます。
一方、寒冷前線はどうでしょうか?
寒冷前線では、冷たい空気が迫ってきます。
すると、冷たい空気は重いので、暖かい空気の下にもぐり込むように進みます。
実は、この違いが雲のでき方と関係しているのです。
温暖前線では空気がなだらかに上昇していきます。
雲が横に広がるようにできます。
この種類の雲には、 乱層雲 などがあります。
この場合、雨が降る範囲は広くなります。
しかし、雲が横に広がっている分、おだやかに降ることになります。

それに対して、寒冷前線では、雲が一か所に集まってできます。
すると、上に伸びるように雲ができます。
この種類の雲には、 積乱雲 などがあります。
このときには、雨が降る範囲は狭くなります。
しかし、雲が何重にもなっている分、激しい雨が降ります。

以上の内容をまとめましょう。
温暖前線では、積乱雲などが発生し、 激しく短い雨 が降ります。
寒冷前線では、乱層雲などが発生し、 弱く長い雨 が降ります。

前線について、詳しく見ていきます。