5分でわかる!試行錯誤
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この動画の要点まとめ
ポイント
試行錯誤:試行と失敗から合理的な行動を見出す
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試行錯誤とは、試行と失敗のなかで合理的な行動を見出すことです。
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例えば、エサが置かれた迷路の中にマウスを放ったとしましょう。
マウスは、最初は迷路の中を何度も迷いながらエサに到達します。
しかし、回数を重ねるごとに迷うことが減り、最終的には最短ルートを見出します。
試行錯誤によって、効率的な手法や正解へ近づいていくのです。
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次のグラフは、マウスの試行錯誤を表したものです。
このようなグラフは学習曲線と呼ばれます。
![高校 生物 動物生理31 ポイント3 グラフ・罰を与えないときのグラフのみ・文字や指示線は消す](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio/8_3_31_3/k_sci_bio_8_3_31_3_image02.png)
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縦軸は失敗の回数、横軸は学習した日数です。
1日目は、マウスは何度も失敗してからエサに到達しています。
しかし学習日が重なっていくと、学習が進んで効率が良くなり、失敗の回数が減っていくのです。
オペラント条件づけ:報酬や罰を使って学習させる
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実は、先ほど示したグラフよりも早い日数で失敗の回数を減らす方法があります。
かわいそうですが、エサに到達できず失敗してしまったマウスに電気ショックなどの罰を与えるのです。
すると、罰がないときに比べてより短い日数で失敗する回数が減っていきます。
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次のグラフは、罰を与えたときと罰を与えないときの学習曲線を比較したものです。
罰を与えたときのほうが、1日目から失敗が少なく、失敗する回数の減り方も大きいですね。
![高校 生物 動物生理31 ポイント3 グラフすべて](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio/8_3_31_3/k_sci_bio_8_3_31_3_image03.png)
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このように、行動を報酬や罰と結びつけて学習させることをオペラント条件づけといいます。
知能行動:未経験なことに結果を想定して適切に行動
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知能が高い生物では、知能行動という行動が見られます。
知能行動とは、言葉そのままですが、知能に基づいた行動のことです。
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しかし、ここで注意してほしいことがあります!
生物における知能行動とは、未経験なことに対して結果を想定して行われる適切な行動です。
つまり、マウスの試行錯誤のように、何度も試行と失敗を経験する中で効率が良くなっていくという行動は、知能行動とは呼ばないのです。
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知能行動を行う生物の例としてはサルがあげられます。
サルは、取りづらい位置にあるエサを、近くにある棒を使って引き寄せたりします。
誰が教えたわけでもないし経験したこともないのに、自分で結果を想定して適切な行動をとるのですね。
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試行錯誤、オペラント条件づけ、知能行動など、様々な語句をしっかり説明できるようにしましょう。
![高校 生物 動物生理31 ポイント3 すべてうめる](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio/8_3_31_3/k_sci_bio_8_3_31_3_image01.png)
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試行錯誤について見ていきましょう。