高校生物

高校生物
5分で解ける!植物生理(テスト2、第2問)に関する問題

2

5分で解ける!植物生理(テスト2、第2問)に関する問題

2
マンツーマン冬期講習のお申込みマンツーマン冬期講習のお申込み

この動画の問題と解説

問題

一緒に解いてみよう
演習2

高校 生物 植物生理16 演習2 すべて空ける

解説

これでわかる!
問題の解説授業

短日植物⇒1日の暗期が限界暗期以上で花芽形成

高校 生物 植物生理16 演習2 演習2①
lecturer_avatar

植物は、花芽形成の様式によって3種類に分けられます。
暗期の長さを認識して花芽を形成するものは長日植物と短日植物です。
一方、明暗とは別の刺激によって花芽を形成するものを中性植物といいます。

lecturer_avatar

限界暗期とは、花芽形成に最低限必要な連続した暗期の長さでした。

lecturer_avatar

短日植物は、日が短くなると花芽を形成する植物です。
つまり、暗期が長くなることで花芽形成が見られます。
短日植物は、1日の暗期が限界暗期以上になることで花芽形成を行うのです。
答えはです。

lecturer_avatar

1日の暗期が限界暗期以下になることで花芽形成を行うものを長日植物といいます。
花芽形成において重要なのは、暗期の長さだということですね。

正の光屈性⇒オーキシンが光と反対側で局在

高校 生物 植物生理16 演習2 演習2②
lecturer_avatar

植物の光屈性にはオーキシンが関与しています。
オーキシンは、植物細胞の成長を促す働きがありました。

lecturer_avatar

芽ばえの光の当たる側でオーキシンが局在するとどうなるでしょうか?
光の当たる側で成長が促進され、結果的に光と反対の方へ曲がるように成長してしまいます。

lecturer_avatar

よって答えは、×です。
オーキシンは、光と反対側に局在します。
光と反対の方がより成長することで、芽ばえは光の方へ向かって曲がるように伸び、正の光屈性が見られるのです。

ジャスモン酸が阻害物質の合成を誘導

高校 生物 植物生理16 演習2 演習2③
lecturer_avatar

食害とは、植物が昆虫や動物に食べられることです。
食害を受けた領域では、システミンという植物ホルモンが合成されます。
システミンはジャスモン酸という植物ホルモンの合成を誘導します。
ジャスモン酸はさらにタンパク質分解酵素阻害物質の合成を誘導するのです。

lecturer_avatar

ジャスモン酸自身が阻害物質として働くのではありません。
阻害物質の合成を誘導することが特徴です。
よって答えは、×です。

lecturer_avatar

ジャスモン酸の働きによって、植物細胞には阻害物質が蓄積していきます。
昆虫などがその植物を食べると、捕食者の体内でタンパク質の分解が阻害されます。
つまり、捕食した植物を栄養に変えることができないのです。

lecturer_avatar

この防御反応によって、徐々にこの植物は捕食されにくくなります。
システミンやジャスモン酸は生体防御のための植物ホルモンなのですね。
2種類の植物ホルモンが連動して作用することがポイントです。

高校 生物 植物生理16 演習2 すべてうめる
マンツーマン冬期講習のお申込み
植物生理(テスト2、第2問)
2
友達にシェアしよう!
マンツーマン冬期講習のお申込み

この授業のポイント・問題を確認しよう

植物生理

      会員登録をクリックまたはタップすると、利用規約・プライバシーポリシーに同意したものとみなします。
      ご利用のメールサービスで @try-it.jp からのメールの受信を許可して下さい。詳しくは
      こちらをご覧ください。

      花芽形成と防御応答

      マンツーマン冬期講習のお申込みマンツーマン冬期講習のお申込み

      高校生物