高校世界史B

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5分でわかる!世界大戦を防ぐための、新たな組織

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この動画の要点まとめ

ポイント

世界大戦を防ぐための、新たな組織

高校世界史 第二次世界大戦と戦後秩序の形成6 ポイント1 答え全部

これでわかる!
ポイントの解説授業
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第二次世界大戦と戦後秩序の形成、第6回。
今回は「国際連合の設立と戦後経済の再建」について学習します。

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ポイントの1つ目は「国際連合の設立」です。
第一次世界大戦後に設立された国際連盟は、第二次世界大戦の発生を防ぐことができませんでした。この反省を生かし、戦後の国際社会では 国際連合 と呼ばれる新たな国際組織が誕生することになります。

戦後の国際平和構想/終戦前から議論されていた!

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国際連合は 第二次世界大戦後 に設立された組織ですが、その構想については 第二次世界大戦中 から議論されていました。1941年8月、米・英の首脳による 大西洋上会談 が行われ、戦後の国際協調に関する基本方針が示されました。

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1944年8月には、米・英・ソ・中の代表による ダンバートン=オークス会議 が開催され 「国際連合憲章」の原案 が作成されました。

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1945年2月には、米・英・ソの首脳による ヤルタ会談 が開催され、連合国による戦後処理が話し合われました。この会談では、安全保障理事会の常任理事国に 拒否権 を認めることが合意されました。

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そして1945年4月、連合国50カ国が参加し サンフランシスコ会議 が始まりました。この会議で 国際連合憲章 が採択され、 国際連合 が誕生したのです。

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ちなみにこのサンフランシスコ会議、日本と連合国の講和会議である サンフランシスコ講和会議 と混同しないよう注意してください。サンフランシスコ講和会議は、1951年に開催され、日本が主権を回復した会議です。

「戦後の国際平和構想」見出し+テキスト

国際連合の仕組み

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国際連合の本部はアメリカの ニューヨーク に置かれました。ちなみに国際連盟の本部はスイスのジュネーブでしたよね。

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国際連合にはいくつかの主要機関があります。その一つが 総会 です。総会は国際連合としての意思決定を行う役割を持ち、すべての国連加盟国で構成されます。国家の規模や経済力とは関係なく、各国はそれぞれ1票を持ち 多数決 によって物事を決定します。

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安全保障理事会 も主要機関の一つです。略して「安保理」と呼ばれることも多いこの組織は、国連の中で最も大きな権限を持っており、国際社会の平和と安全を維持する役割をになっています。国際連盟には無かった組織です。

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安保理は、米・英・仏・ソ・中の 常任理事国 と、定期的にメンバーが入れ替わる 非常任理事国 とで構成されます。

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常任理事国には 拒否権 が認められており、安保理で何かを決定する際は、五カ国の全員一致が原則とされます。一国でも反対すれば可決されないのです。

「国際連合~」見出し+テキスト3行/~拒否権を有する

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国際連合は、他にも多くの付属機関をもちます。経済社会理事会、国際労働機関(ILO)、国際司法裁判所、ユネスコ、世界保健機関(WHO)などなど。これ以外にも莫大な数の組織があります。

image03続き6行/・付属機関~

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以上、戦後の国際平和構想と、国際連合について学習しました。しっかり覚えておきましょう。

この授業の先生

新里 将平 先生

「世界史を楽しく,わかりやすく教えたい!」をモットーにストーリー性のある授業展開で、歴史上の人物や国が当時何を考え、どう動いたかを感情を込めて伝える。

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第二次世界大戦と戦後秩序の形成

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