第11章「中世ヨーロッパ世界の成立」の確認テストです。
この章で学んだ内容を、問題を解いて確認しましょう。

空欄A。
４世紀後半に 西ゴート人を圧迫した民族 といえば？
正解は フン人 です。
フン人の圧迫をきっかけに ゲルマン人の大移動 が始まりました。

空欄BとC。
５世紀前半、パンノニアを中心に大帝国を形成してガリアに侵入し、
ゲルマン連合軍に敗れたフン人の王様 といえば？
正解は アッティラ 大王です。
彼がローマ・ゲルマン連合軍に敗れた戦いを カタラウヌムの戦い といいます。

空欄D。
476年、西ローマ帝国を滅ぼした ゲルマン人傭兵隊長 といえば？
正解は オドアケル です。

空欄AとB。
５世紀の後半、ガリア北部に フランク王国を建国した 人物といえば？
正解は クローヴィス です。
彼はキリスト教の正統派である アタナシウス派 を受容し、ローマとの結びつきを強めました。

空欄CとD。
フランク王国の 宮宰 で、732年に ウマイヤ朝の軍隊を破った 人物といえば？
正解は カール＝マルテル です。
彼がウマイヤ朝を破った戦いを トゥール・ポワティエ間の戦い といいます。

空欄A。
カール＝マルテルの子 ピピン が、メロヴィング朝を廃して開いた王朝は？
正解は カロリング朝 です。

空欄B。
ピピンがイタリア半島の ランゴバルド を討伐し、 教皇に献上した場所 といえば？
正解は ラヴェンナ地方 です。

空欄C。
ピピンの子 カール大帝 が服属させた、アジア系の民族といえば？
正解は アヴァール人 です。

空欄A。
カール大帝は、地方統治のために有力者を「ある役職」に任命しました。
それが「 伯 」です。
カール大帝は有力者を 伯 に任命し、地方統治を任せます。
さらに巡察使を派遣して、伯を監督させました。

空欄B。
カール大帝が奨励した 古典文化の保護や復興運動 を何と言いますか？
正解は カロリング＝ルネサンス です。
古代ローマ文化復興のため、国外から学者や知識人を招くこともありました。

空欄C。
西暦800年に、カール大帝に冠を授与した ローマ教皇 は誰でしょうか？
正解は レオ３世 です。
この出来事を カールの戴冠 といいましたね。

空欄AとB。
843年に フランク王国が３つに分裂 することになった条約といえば？
正解は ヴェルダン条約 です。
フランク王国は西・中・東フランクの３つに分裂しました。そして、870年の メルセン条約 で 中部フランクの一部が東西フランクに割譲されました。

空欄C。
東フランクでは、カロリング朝断絶後に ザクセン朝 が成立します。
ザクセン朝の王様で、 マジャール人の侵入を撃退した 人物といえば？
正解は オットー１世 です。
彼の功績はローマ教皇に評価され、962年に教皇から ローマ皇帝位 を授かります。これが 神聖ローマ帝国の始まりです。

空欄A。
スカンディナヴィア半島やユトランド半島一帯を原住地とする北ゲルマン人。
彼らは、ノルマン人または ヴァイキング と呼ばれました。

空欄B。
ノルマン人の一派で、 リューリク に率いられてノヴゴロド国を建国した民族といえば？
正解は ルス （ルーシ）です。
彼らが建国したノヴゴロド国は、現在のロシアの原型といわれています。

空欄C。
リューリク の一族が ドニエプル川 を南下し、建国した国は？
正解は キエフ公国 です。

空欄AとB。
ノルマン人の首領 ロロ は、西フランク王から ノルマンディー 公の地位を認められました。また、イングランド王国の アルフレッド大王 は、ノルマン系 デーン人 の撃退に成功します。

空欄C。
11世紀前半にイングランドを征服した人物といえば？
正解は、デーン人の クヌート です。

空欄D。
ノルマン人の一派が 南イタリア に建国した国といえば？
正解は 両シチリア王国 です。