高校化学
5分でわかる!気体の分子量測定の計算
![高校化学](http://assets.try-it.jp/assets/modules/utilities/subject_symbol_border_k0_science_chemistry-4179a514592d4339418c389143ae3d2b15628f365f3005f1e098291aaa50eab8.png)
- ポイント
- ポイント
- 練習
![](http://assets.try-it.jp/assets/modules/components/movie_size-f89110ba4a351d85c483bb12f73c7cf89e2ba13a9174f58b4a38599d28678843.png)
この動画の要点まとめ
ポイント
気体の分子量測定の計算
これでわかる!
ポイントの解説授業
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
前回は、気体の分子量を測定する方法について紹介しました。
丸底フラスコに試料をいれ、気体にすることで 気体の状態方程式 を使うことができましたね。
今回は、計算にチャレンジして、分子量を求めてみましょう。
分子量測定の問題では、気体の状態方程式PV=nRT
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
まずは、問題文の意味を理解しましょう。
今回、分子量を求めるのは、液体Xです。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
1Lのフラスコに液体Xが入っており、97℃に温めて完全に蒸発させました。
その後、0℃まで冷却すると、 1.4g のXが残っていました。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
さて、この問題は、気体の分子量を求める問題です。
気体の分子量を求めるときには、 気体の状態方程式 を使うのでしたね。
PV=nRT
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
しかし、 この式の中には、分子量を表す文字はありません。
そこで注目するのは、 物質量n です。
求めるXの分子量をMとすると、1.4gのXの物質量は 1.4/M mol となります。
この物質量のXが、 1Lの体積を占めていた ということですね。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
情報を整理すると、次のようになります。
P=1.0×105Pa
V=1L
n=1.4/M mol
R=8.3×103 Pa・L/(K・mol)
T=97℃+273=370K
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
この情報を、気体の状態方程式に当てはめましょう。
1.0×105×1=(1.4/M)×8.3×103×370
M=42.994
≒43
よって、答えは、 43 となります。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
この方法で分子量を測定するときには、 必ず気体の状態方程式を使う ことを押さえておきましょう。
![](http://assets.try-it.jp/assets/modules/utilities/logo_black-a711ae7f4c2af1410b916e7066a5e8950d6f2f3a2150e093b6dc878ad8f31d3f.png)
今回のテーマは、「気体の分子量測定の計算」です。