高校化学

高校化学
5分でわかる!気体の分子量測定の計算

37

5分でわかる!気体の分子量測定の計算

37

子どもの勉強から大人の学び直しまで
ハイクオリティーな授業が見放題

カンタン登録1分

この動画の要点まとめ

ポイント

気体の分子量測定の計算

高校化学 物質の状態と平衡14 ポイント2 答え全部

これでわかる!
ポイントの解説授業
lecturer_avatar

今回のテーマは、「気体の分子量測定の計算」です。

lecturer_avatar

前回は、気体の分子量を測定する方法について紹介しました。
丸底フラスコに試料をいれ、気体にすることで 気体の状態方程式 を使うことができましたね。
今回は、計算にチャレンジして、分子量を求めてみましょう。

分子量測定の問題では、気体の状態方程式PV=nRT

高校化学 物質の状態と平衡14 ポイント2 答えなし

lecturer_avatar

まずは、問題文の意味を理解しましょう。
今回、分子量を求めるのは、液体Xです。

lecturer_avatar

1Lのフラスコに液体Xが入っており、97℃に温めて完全に蒸発させました。
その後、0℃まで冷却すると、 1.4g のXが残っていました。

lecturer_avatar

さて、この問題は、気体の分子量を求める問題です。
気体の分子量を求めるときには、 気体の状態方程式 を使うのでしたね。
  PV=nRT

lecturer_avatar

しかし、 この式の中には、分子量を表す文字はありません。
そこで注目するのは、 物質量n です。
求めるXの分子量をMとすると、1.4gのXの物質量は 1.4/M mol となります。
この物質量のXが、 1Lの体積を占めていた ということですね。

lecturer_avatar

情報を整理すると、次のようになります。
 P=1.0×105Pa
 V=1L
 n=1.4/M mol
 R=8.3×103 Pa・L/(K・mol)
 T=97℃+273=370K

lecturer_avatar

この情報を、気体の状態方程式に当てはめましょう。
 1.0×105×1=(1.4/M)×8.3×103×370
 M=42.994
  ≒43
よって、答えは、 43 となります。

高校化学 物質の状態と平衡14 ポイント2 答え全部

lecturer_avatar

この方法で分子量を測定するときには、 必ず気体の状態方程式を使う ことを押さえておきましょう。

この授業の先生

五十嵐 健悟 先生

「目に見えない原子や分子をいかにリアルに想像してもらうか」にこだわり、身近な事例の写真や例え話を用いて授業を展開。テストによく出るポイントと覚え方のコツを丁寧におさえていく。

気体の分子量測定の計算
37
友達にシェアしよう!
  • 学校で使っている教科書にあわせて勉強できる

      会員登録をクリックまたはタップすると、利用規約・プライバシーポリシーに同意したものとみなします。
      ご利用のメールサービスで @try-it.jp からのメールの受信を許可して下さい。詳しくは
      こちらをご覧ください。

      この授業のポイント・問題を確認しよう

      物質の状態と平衡

          会員登録をクリックまたはタップすると、利用規約・プライバシーポリシーに同意したものとみなします。
          ご利用のメールサービスで @try-it.jp からのメールの受信を許可して下さい。詳しくは
          こちらをご覧ください。

          気体の性質

              会員登録をクリックまたはタップすると、利用規約・プライバシーポリシーに同意したものとみなします。
              ご利用のメールサービスで @try-it.jp からのメールの受信を許可して下さい。詳しくは
              こちらをご覧ください。

              高校化学