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5分でわかる!気液平衡とは

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この動画の要点まとめ

ポイント

気液平衡とは

高校化学 物質の状態と平衡6 ポイント1 答え全部

これでわかる!
ポイントの解説授業
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今回のテーマは、「気液平衡」です。

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気液平衡は難しい言葉なので、身近な例から考えていきます。

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今、2つのビーカーを用意しました。
1つには 80℃のお湯 、もう1つには 10℃の水 が入っています。
お湯からは湯気が出るため、蒸発するのがイメージできますね。
しかし、実は、水でも蒸発が起こっているのです。
「蒸発が起こっているのに、体積が変わっていない」 というのは、どういう仕組みなのでしょうか?
この秘密について、詳しく見ていきましょう。

「気液平衡」とは、見かけ上、蒸発も凝縮も起こっていない状態

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先ほどの水の様子を、次の図のように表しました。

高校化学 物質の状態と平衡6 ポイント1 図のみ

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密閉容器の中に、ある温度の水が入っています。
その上の空間には、 水蒸気 が存在していますね。
みなさんに注目して欲しいのは、 水と水蒸気の間の状態変化 です。

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白色の矢印が 蒸発 を表しています。
水が水蒸気になっていることがわかりますね。
しかし、実は、同時に水蒸気も水になっています。
黒色の矢印が 凝縮 を表しているわけです。

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図では、白色の矢印と黒色の矢印の本数が同じですね。
これは、 蒸発する分子の数と凝縮する分子の数が同じ であることを表しています。
イメージとしては、 「水の粒は減っているが、同時に、同じ数だけ増えている」 ということです。

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それにより、 「状態変化は起こっているのに、見かけ上は分子の数が変わっていない」 という状態になっているわけです。
この状態のことを、 「気液平衡」 と呼びます。

高校化学 物質の状態と平衡6 ポイント1 答え全部

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気液平衡の考え方は、少しイメージしにくいですね。
しかし、 「見かけ上、蒸発も凝縮も起こっていない」 というポイントだけは覚えておきましょう。

この授業の先生

五十嵐 健悟 先生

「目に見えない原子や分子をいかにリアルに想像してもらうか」にこだわり、身近な事例の写真や例え話を用いて授業を展開。テストによく出るポイントと覚え方のコツを丁寧におさえていく。

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