5分でわかる!等高線の種類と地形図
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この動画の要点まとめ
ポイント
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等高線に注目すると、地形の傾きを読み取ることができます。また、地図上の距離と縮尺の割合から、実際の距離を計算することもできるのです。
主曲線と計曲線 等高線の種類を覚えよう
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地図には必ず 縮尺(しゅくしゃく) が設定されています。縮尺とは、実際の距離を、どれくらいの割合で小さくしたのかを示す割合 のことです。この授業では、テストでよく出る 25000分の1 と 50000分の1 の縮尺の地図を取り上げます。
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等高線には大きく2種類、主曲線 と 計曲線 があります。主曲線は計曲線に比べて細い線で、25000分の1の地図では 10mごと に、50000分の1の地図では 20mごと に引かれています。
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一方の計曲線は、25000分の1の地図では 50mごと に、50000分の1の地図では 100mごと に引かれています。
25000分の1と50000分の1、縮尺が異なると等高線の間隔も異なる
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25000分の1の地図は、例えば実際の距離が25000cmの場合、地図では1cmになります。実際の距離をかなり縮めていますよね。
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これが50000分の1の地図になると、例えば50000cmの距離を1cmで表します。25000分の1の地図より、さらに実際の距離を縮めています。つまり、10mごとに等高線を引いていると 線が多くなりすぎる のです。
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だから、50000分の1地形図では、25000分の1地形図に比べて、 等高線と等高線のあいだの「実際の距離」が広くなっています。
実際の地形図で、等高線を見てみよう!
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ここまで学習した等高線を、実際の地形図上で確認しましょう。こちらを見てください。
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図の真ん中より少し上に「250」という数が書いてあるのがわかりますか?これは 標高 を表しています。単位はメートルです。
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また、250という数字から出発して太い線がぐるっと引かれています。 この太い線は 計曲線 です。
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この太い線から山のてっぺん(294.1と書いてあるところ)までは、細い線( 主曲線 )が4本引かれています。つまり、数えてみると 主曲線が10mごとに引かれている ことになります。ということは、この地図は 25000分の1の地図 だとわかります。
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このように 主曲線と計曲線が何メートルごとに引かれているのか を確認すれば、地形図の縮尺がわかるのです。
等高線を見れば、傾きが急かゆるやかなのかもわかる
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地形図の縮尺以外に、斜面の傾きが急かどうか もわかります。もう1度地形図を見てください。
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地図上のAとBを比べると、どちらが斜面の傾きが急だと思いますか?先に答えを言うと、斜面が急なのは A で、ゆるやかなのは B です。
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Aのあたりを見ると 主曲線が狭い間隔でたくさん集まっている のがわかります。つまり 一気に標高が上がる わけです。これは登るのが大変そうですね。
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一方Bのあたりは Aに比べて主曲線どうしの間隔が広い ですよね。こちらは ゆるやかに標高が変わっている わけです。つまり 等高線が狭い間隔で集まっていれば傾きが急、等高線どうしの間隔が広ければ傾きはゆるやか だと判断できます。
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等高線の種類や地形図の見方、しっかり覚えておきましょう。
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2つ目のポイントは、「等高線の種類」です。地図上で、同じ高さの地点を結んだ線のことを等高線といいます。