今回のテーマは、「電力量」です。

「電気が１秒間にどれだけがんばったか」を表すのが電力でしたね。
しかし、実際に私たちが電気製品を使うときに、「１秒だけ使って、スイッチを切る」というようなことはあまりありません。
そこで、もう少し長い時間について、「電気がどれだけがんばったか」を考えて見ましょう。

たとえば、電圧を6V、電流を3Aとします。
このときの電力は、6V×3A=18Wとなりますね。
さらに、この電池を2分（120秒）間使った場合、電力量はいくらになるでしょうか？
18W×120秒=2160Jとなります。

このように「電気が１秒間にどれだけがんばったか（総量）」を「 電力量 」といいます。
単位は「 J（ジュール） 」です。
電力量（J）＝電力（W）×時間（秒） という公式をおさえておきましょう。
ただし、時間の単位は「秒」なので、「分」で表されている場合は「秒」に直す必要があります。