約2.51億年前から0.66億年前までを中生代といいます。
そのうち、1.46億年前から0.66億年前までは白亜紀とよばれます。

白亜紀の最後には、地球環境の大きな変化が起こりました。

白亜紀の最後には、直径約10kmの巨大な隕石が地球に衝突しました。
それによって、多くの裸子植物や大型の恐竜類が死滅しました。

なぜこの時代に隕石が衝突したことが分かるのでしょう？
それは、白亜紀末の地層から、本来地殻にはほとんど含まれていないイリジウムを高濃度に含んだ層が発見されたからです。
つまり、イリジウムは隕石に含まれていたと考えられます。

また、メキシコのユカタン半島沖には巨大なクレーターが発見され、これが白亜紀末のものだろうと考えられています。

隕石の衝突によって、大型の恐竜やアンモナイトは絶滅しました。
この時代の地層からはアンモナイトの化石がたくさん見つかっています。
また、小型のセキツイ動物は生き残り、新生代に繁栄していきます。

中生代の最後には、生物の進化にとって節目となる出来事が起こったのですね。