高校生物
5分でわかる!食虫目~類人猿
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この動画の要点まとめ
ポイント
食虫目~類人猿
これでわかる!
ポイントの解説授業
食虫目⇒原猿類⇒真猿類⇒類人猿
新生代には、それぞれ独自の生活スタイルをする様々なほ乳類が出現しました。
その過程を見ていきましょう。
まず、白亜紀に、今でもみられるツパイのような食虫類のなかまから、原始的なサル類が出現しました。
ツパイは、かぎ爪をもち、恐竜などから逃げるために樹上生活をしていたことが特徴です。
食虫類から進化したサル類は、木の上で生活するようになりました。
サル類は、物をかみ砕くことができる臼歯が発達していたことが特徴です。
次に、原始的な霊長類から、現在のメガネザルやキツネザルに似た原猿類へと進化しました。
これらの生物は、両眼が顔の前面にあるので、広い範囲を立体的に見ることができます。
また、平爪をもっており、幹や枝などの障害物が多い樹上ですばやく動くことができるようになりました。
さらに、原猿類から、現在のオマキザルやオナガザルに似た真猿類へと進化しました。
これらの生物は、親指が小形化し、親指と他の指が向き合っているので、木の枝をしっかりと握ることができます。
また、肩関節などの骨格が発達して、腕がより自由に動くようになりました。
約2200万年前の地層からは、テナガザルやオランウータンの祖先の化石が見つかっています。
これらの生物は類人猿とよばれます。
真猿類から類人猿へ進化すると、長い腕で枝から枝へと移動することが可能になりました。
その後、サル類の中には、樹上で生活するだけでなく、四足で地上を歩行するものが現れます。
サル類は、どんどん生活範囲を拡大していったのです。
今回は、ヒトへの進化について見ていきましょう。
私たちは、どのような生物から進化してきたのでしょうか。