5分で解ける!部分否定と全部否定の判別に関する問題
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この動画の問題と解説
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解説
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問題文を見ると「不」のあとに副詞「常」がきています。
「不」+副詞の順番になるのは、部分否定と全体否定、どちらでしたか?
そう、「不」+副詞は 部分否定 でしたね。
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さらに、部分否定の場合には、あるルールがありました。
部分否定の副詞には 「ハ」をつける のでしたね。
よって、書き下し文は 「我常には眠らず。」 となり、訳は 「私はいつも寝ているわけではない。」 となります。
![高校漢文 5章7 練習① 答え有り](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/jap_ccla/5_3_7_3/k_jap_ccla_5_3_7_3_image02.png)
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この問題では、部分否定か全体否定かだけを答えればOKでした。
ただし、どちらの否定かによって、書き下しと訳は異なります。
どちらのパターンでも対応できるようにしておきましょう。
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つづいて練習②。今度も部分否定か全体否定かを考えましょう。
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まずは「不」と副詞の順番に着目します。「俱」+「不」の順になっていますね。ということは、部分否定でしょうか?全体否定でしょうか?そう、副詞+「不」は 全体否定 でしたね。書き下し文は 「俱に諫むるを聞かず。」 となります。
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全体否定は 「いつも(常に)~しない」という100パーセントの否定 でしたね。訳は 「諫めるのをどちらも聞かなかった。」 となります。
![高校漢文 5章7 練習② 答え有り](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/jap_ccla/5_3_7_3/k_jap_ccla_5_3_7_3_image04.png)
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最後に練習③です。問題文の書き下し文と訳として、正しい組み合わせを考えましょう。
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この問題も 部分否定か全体否定かを見極める ことが大切です。「不」+副詞の順なので 部分否定 だと判断できます。
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部分否定ということは、書き下し文で 副詞に「ハ」を入れる ことが必要でしたね。
「其の馬足甚だしくは相遠からず。」 となります。
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続いて訳を考えます。部分否定の場合、訳はどうなるのでしたか? 「いつも(必ず)~するとは限らない」 でしたね。
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ここでは「甚だしく相遠し(=大きな違いがある)」ということを部分的に否定しているので、 「大きくは違っていなかった」 という意味の訳を選びましょう。
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以上から、正しい部分否定の書き下し文・訳の組み合わせである D が正解となります。
![高校漢文 5章7 練習③ 答えあり](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/jap_ccla/5_3_7_3/k_jap_ccla_5_3_7_3_image06.png)
今回のまとめ
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今回は、部分否定と全体否定の違いと見極め方を学びました。
「不」と副詞の順番が2つを見分けるポイントでしたね。
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副詞+「不」 の場合、 全体否定 になるのでしたね。
つまり 「いつも(必ず)~ない」 という 完全な否定 になります。
一方 「不」+副詞 の場合、 部分否定 となるのでしたね。
「いつも(必ず)~とは限らない」 という意味になります。
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副詞と「不」の順番が違うだけで、全く違う意味の文になってしまうわけですね。
しっかりと復習して、間違えずに見分けられるようにトレーニングを重ねましょう!
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練習①。問題文が部分否定か全体否定かを見分ける問題です。