高校漢文

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5分でわかる!部分否定の例外

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5分でわかる!部分否定の例外

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この動画の要点まとめ

ポイント

部分否定の例外

高校漢文 5章8 POINTの図

これでわかる!
ポイントの解説授業
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高校漢文5章「否定」。今回は「部分否定の例外」について学習します。
前回は、全部否定と部分否定の違いについて学びましたね。
「不」+副詞の場合は部分否定、副詞+「不」の場合は全部否定 でした。

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また特に部分否定の場合においては、副詞に 「ハ」 という送り仮名をつけなければいけないと確認しました。しかし、この法則には実は例外があるのです。どんな例外なのか、ポイントで詳しく見ていきましょう!

「必」「復」は例外の部分否定!

高校漢文 5章8 POINTの図

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前回の授業では、部分否定の場合においては、副詞に 「ハ」 という送り仮名をつけなければいけないと学習しましたね。ところが 副詞「必」「復」が部分否定で使われている場合は例外 となるのです。

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「必」の場合 「必ずしも~ず」 と読み、「復」の場合 「また~ず」 と読みます。どちらの副詞にも「ハ」が送られていないことがわかりますね。キーフレーズを使ってさらに見てみましょう。

高校漢文 5章8 キーフレーズ

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「終身復た琴を鼓せず。」 とあります。「不」+副詞の形なので、部分否定ですね。部分否定ですので、「生涯二度とは琴を弾くことはなかった。」という意味になっています。

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ところが、部分否定のはずなのに副詞「復」には送り仮名「ハ」がありませんね。このように 部分否定で副詞「必」「復」が使われている場合、送り仮名「ハ」をつけるという法則の例外となる ことを覚えておきましょう。

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次のコーナーで、これらの例外的な部分否定についてさらに深めていきますよ!

この授業の先生

打越 竜也 先生

「楽しく、わかりやすく」をモットーに伝授する、漢文の達人。人を惹きつける語り口とコミカルな動作から紡がれる、丁寧で完成された解説は、ファンになる生徒が後を絶たない。

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