高校漢文

高校漢文
5分で解ける!使役動詞「しム」を使わない使役形に関する問題

1
Movie size

5分で解ける!使役動詞「しム」を使わない使役形に関する問題

1

子どもの勉強から大人の学び直しまで
ハイクオリティーな授業が見放題

カンタン登録1分

この動画の問題と解説

練習

一緒に解いてみよう

高校漢文 3章2 練習1 答え無し

解説

これでわかる!
練習の解説授業
lecturer_avatar

練習①。書き下し文と訳を答えましょう。上から順にみていきます。

lecturer_avatar

最初の二文字「世宗(せいそう)」は注釈の通り人名です。ちなみに彼は国王の立場にあった偉い人物です。

lecturer_avatar

二点があるので「召」は飛ばして、次の二文字「儒者」を読みます。儒者とは 学者 のこと。注釈にありますね。

lecturer_avatar

ここまでの文章から 「世宗」が「儒者」を 「召して(呼んで)」 という内容が読み取れます。「召」は 使役を暗示させる漢字 だと判断しましょう。

lecturer_avatar

使役を暗示させる漢字「召」の下を見ると「儒者」とあります。これは「Aに(を)~してBしむ」の「A」に当てはまりそうです。送り仮名「ヲ」が付いていることから 「儒者を召して」 と読めますね。

lecturer_avatar

「これだけはおさえよう」のコーナーで説明した通り 「A」の下はすべて「B」 。「儒者」の下の 「読史(史ヲ読マシム)」 が「B」に当たります。ちなみに「史」は注釈の通り「歴史書」という意味です。

lecturer_avatar

「読」という漢字は、普通なら 「読ム」 と送り仮名が付きます。しかし今回は 使役 です。「B」の最後は 「未然形+シム」 でしたね。四段活用動詞「読ム」の未然形は 「読マ」 です。

lecturer_avatar

以上をふまえて、書き下し文と訳を作りましょう。正解はこちら。

答え
練習1 答え有り
lecturer_avatar

続いて練習②。書き下し文と訳を答えましょう。

高校漢文 3章2 練習2 答え無し

lecturer_avatar

一文字目の「漢」は「国名」だと注釈にありますね。「前漢」とも呼ばれる、古代中国の王朝です。

lecturer_avatar

上から三・四文字目「蘇武」は人名だと注釈にありますね。二文字目の 「遣」「つかハシテ」 と読みます。「派遣する」という意味です。

lecturer_avatar

「漢が蘇武という人物を派遣する。」ここまで意味をとると これは使役の文章じゃないかな? と想像できませんか?「蘇武という人物を派遣して、何かをさせるんじゃないかな?」こんな風に考えられたらバッチリです!

lecturer_avatar

「遣」は 使役を暗示させる漢字 。そのすぐ下には 「A(主に人物に関係する言葉)」 が来るはず。この場合は「蘇武」が「A」に当たります。注釈に「人名」とあるので、間違いありません!

lecturer_avatar

「これだけはおさえよう」のコーナーで説明した通り 「A」の下はすべて「B」 です。「B」は 「Aに行わせる動作」 でしたね。今回は「使匈奴」が「B」に当たります。

lecturer_avatar

ちなみに「匈奴(きょうど)」は民族の名前。中国から見て北方にいた遊牧民族の名前です。漢(前漢)を昔から脅かしていた民族です。そんな「匈奴」のところへ「蘇武」が 使者として赴いた という文章なんです。注釈から「使」は 「つかヒス」 と読み、意味は 「使者として赴く」 ことだとわかります。

lecturer_avatar

使役の表現で、「B」の最後は 「未然形+シム」 でしたね。「使ヒス」は 「使ヒセ」 となり、「シム」と接続して 「使ヒセシム」 となります。以上をふまえて書き下し文と訳を作りましょう。正解はこちら。

答え
練習2 答え有り
lecturer_avatar

ちなみに「遣」は、前回の授業で紹介した 使役動詞「しム」の5つの漢字 のうちの1つです。ただ、今回は 送り仮名「ハシテ」 と付いているので、「つかハシテ」と読んでいます。

lecturer_avatar

もし送り仮名が付いていなかったら(白文の状態だったら)、「遣」を「しム」と読むことは可能でしょうか?・・・実は 可能 です。こちらを見てください。

※使役動詞「遣(しム)」を使った読み方/画像参照

lecturer_avatar

使役動詞「遣(しム)」のすぐ下にある、人名を表す「蘇武」が「A」に当たります。送り仮名 「ヲシテ」 が付くんでしたね。

lecturer_avatar

「A」の下はすべて「B」です。「使匈奴」が「B」に当たります。「B」の最後は 未然形 なので「使」には「使ヒ 」と送り仮名が付き、最後に「遣」に返って読みます。

lecturer_avatar

以上のように、「遣」は「遣ハシテ」と読む場合もあれば、使役動詞「遣ム」と読む場合もあります。少し発展的な内容ですが、あわせておさえておきましょう。

今回のまとめ

lecturer_avatar

前回と今回の授業で 使役 について学習しました。前回は「遣」「使」など 「しム」の漢字を使うパターン 。今回は使わないパターンを紹介しました。

lecturer_avatar

ちなみに、授業では紹介しませんでしたが、文脈上「使役」であることが明らかな場合は 送り仮名「シム」をつけることで使役を表す 場合もあるんです。頭の片隅に置いておいてくださいね。

使役動詞「しム」を使わない使役形
1
友達にシェアしよう!
Logo black
Register description
  • すべての授業の「要点まとめノート」「問題・解答」をPDF無料ダウンロードできる
  • 学校で使っている教科書にあわせて勉強できる
  • わからないところを質問できる

      会員登録をクリックまたはタップすると、利用規約・プライバシーポリシーに同意したものとみなします。
      ご利用のメールサービスで @try-it.jp からのメールの受信を許可して下さい。詳しくは
      こちらをご覧ください。

      使役の問題

      この授業のポイント・問題を確認しよう

      使役

      Logo black
      Register description

          会員登録をクリックまたはタップすると、利用規約・プライバシーポリシーに同意したものとみなします。
          ご利用のメールサービスで @try-it.jp からのメールの受信を許可して下さい。詳しくは
          こちらをご覧ください。

          使役

          Logo black
          Register description

              会員登録をクリックまたはタップすると、利用規約・プライバシーポリシーに同意したものとみなします。
              ご利用のメールサービスで @try-it.jp からのメールの受信を許可して下さい。詳しくは
              こちらをご覧ください。

              高校漢文