高校古文３章「助動詞」。今回は助動詞「る・らる」について学習するよ。

ポイントの１つ目は「る・らる」の活用と接続。現代語で「母に怒られる」や「鬼に食べられる」というね。「れる・られる」のような語を助動詞というよ。助動詞は用言や他の助動詞にくっついて意味をつけ加えるんだ。また、付属語で活用するよ。現代語の「れる・られる」にあたるのが、古文の「る・らる」なんだ。まずは「る・らる」の活用と接続についてみていこう。

「る・らる」の活用表をよく見ると、動詞のある活用に似ていることに気付くかな？実は「下二段活用」と同じになっているんだ。下二段の活用は「ｅ・ｅ・ｕ・ｕる・ｕれ・ｅよ」だったね。だから、「る・らる」の活用を下二段型というよ。「下二段活用」が頭に入っていれば覚えるのは難しくないね。

「る・らる」の接続はどちらも未然形にくっつくんだけど、くっつく用言に違いがあるよ。「る」は四段・ナ変・ラ変の未然形にくっつき、「らる」はそれ以外の未然形につくんだ。ちなみに、四段・ナ変・ラ変の未然形はア段の音になるから、「る」はア段にくっつくんだ。

「る・らる」の活用は下二段型、接続は未然形であることをおさえよう。