5分でわかる!蒸散の実験

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この動画の要点まとめ

ポイント

蒸散の実験

中1 理科生物11ポイント2答え全部

これでわかる!
ポイントの解説授業
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今回のテーマは「蒸散の実験」です。

ヒントは「蒸散が起こるとどうなる?」、「蒸散はどこが中心?」

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蒸散についての実験を紹介していきます。
まずは、図を見てください。

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細長い実験器具がありますね。
これを メスシリンダー といいました。
中に入っているものの体積をはかるための器具 でしたね。
メスシリンダーの中には水が入っています。
そこに植物がさされていますが、少しずつ様子がちがっていますね。
順番に確認していきましょう。
まず、1番左の植物は、そのまま水にさされていますね。
左から2番目の植物は、葉の表をワセリンという油でふさがれています。
左から3番目の植物は、葉の裏をワセリンでふさがれています。
左から4番目の植物は、葉を全部取られていますね。

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このとき、水が多く減るのはどれでしょうか?
少しずつヒントを出していきます。
1つ目のヒントは 「蒸散が起こるとどうなる?」 です。
植物は新しい水を吸うために蒸散を行っていましたね。
つまり、蒸散によって水を捨てると、その分多くの水を吸収できるんですね。
「水が多く減るのはどれ?」というのは「蒸散が多く起こっているのはどれ?」 と言いかえることができます。

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2つ目のヒントは、 「蒸散はどこが中心?」 です。
蒸散は、葉の裏に多い気孔で行われています
つまり、葉の裏をふさがれたりすると、蒸散が起こりにくくなります。

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蒸散は、葉の裏に多い気孔で行われる

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それではヒントをふまえて、1つ1つを確認していきましょう。

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まず、1番左の植物は、蒸散をさまたげるものがありませんね。
そのため、蒸散が一番よく起こります。
つぎに左から2番目と3番目を比べます。
蒸散は葉の裏が中心でしたね。
そのため、 葉の表よりも裏をふさがれた方が、ダメージが大きい のです。
したがって、左から2番目の方が、蒸散がよく起こります。
左から4番目は最も蒸散が起こりにくいですね。
もちろん葉自体がなければ、蒸散はほとんど起こりませんね。
したがって、水が一番多く減るのは、1番左となります。

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最後に実験のコツを1つ紹介します。
この実験は、水の減り方を比べるものでしたね。
このときに、水面から水が蒸発してしまうと、実験結果がわかりづらくなります。
水面からの蒸発を防ぐため、水に油をたらしておくことが多い です。

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蒸散の実験を覚えておきましょう。

この授業の先生

伊丹 龍義 先生

教員歴15年以上。「イメージできる理科」に徹底的にこだわり、授業では、ユニークな実験やイラスト、例え話を多数駆使。

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