5分で解ける!物質の構成(テスト2、第1問)に関する問題
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- 問題
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この動画の問題と解説
問題
解説
純物質と混合物の区別では「物質の種類」
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まずは、演習1です。
(1)は、純物質と混合物など、物質の分類する用語を整理する問題です。
同じような用語が登場しまが、きちんと区別できていますか?
①と②は、『物質』の種類に注目した分類
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最初に、①と②の違いに注目しましょう。
①には、「複数の種類の物質からなる」とありますね。
②には、「1種類の物質からなる」と書かれています。
つまり、①と②は、 『物質』 の種類に注目した分類なのです。
複数の種類の物質からなる「混合物」
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さぁ、①に何があてはまるか考えていきましょう。
このときに重要なのが、①に分類される物質をイメージできるかどうかです。
例えば、授業では、海水を取り上げましたね。
海水は、水や食塩、その他の物質が混ざってできていました。
このように、 複数の種類の物質からなる 物質を 「混合物」 といいました。
したがって、①は、 イ です。
1種類の物質からなる「純物質」
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次に②です。
②には、 「1種類の物質からなる」 と書かれています。
食塩を思い出しましょう。
海水と違って、食塩は1種類の物質からできていましたね。
このように、1種類の物質からなる物質を 「純物質」 といいました。
よって、②は、 ア です。
③と④は、『元素』の種類に注目した分類
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さらに、②が③と④に分かれていますね。
③と④にあてはまる用語を考えていきましょう。
今回も、③と④の違いに注目します。
③は、「複数の種類の元素からなる」と書かれています。
④は、「1種類の元素からなる」とありますね。
つまり、③と④は、 『元素』 の種類に注目した分類なのです。
複数の種類の物質からなる「化合物」
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それでは、③について考えていきます。
イメージするのは、「水」です。
元素の種類に注目するということは、化学式で表すのが重要です。
水を化学式で表すと、「H2O」となります。
つまり、水は「H(水素)」と「O(酸素)」の 2種類の元素からなる わけです。
このような物質を、 「化合物」 といいましたね。
よって、答えは、 ウ です。
1種類の元素からなる「単体」
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最後は、④です。
④は、「1種類の元素からなる」とあります。
例えば、「H2(水素)」や「O2(酸素)」は 1種類の物質からできています ね。
このような物質を 「単体」 といいます。
したがって、答えは エ です。
![高校 理科 化学基礎 演習1 答えあり、(1)のみ](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_che_bas/1_2_10_1/k_sci_che_bas_1_2_10_1_image03.png)
「酸素」という言葉は、「単体」として使われている場合と「元素」として使われている場合がある
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続いて、(2)です。
(2)は、「酸素」という言葉が、 「単体」と「元素」のどちらの意味で用いられているのか を問う問題です。
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問題を見たとき、「単体と元素って同じじゃないの?」と思った人もいるのではないでしょうか。
しかし、この使い分けには、きちんとしたルールがあります。
まず、アを例に、見分け方を学習しましょう。
「単体」と「元素」のどちらの意味かを見分けるには、直前に『単体の』を入れてみる
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ア「生物は呼吸によって、酸素を取り込んでいる。」を例に紹介していきます。
傍線部の「酸素」の手前に、 『単体の』 という言葉を入れてみましょう。
すると、「生物は呼吸によって、 『単体の』 酸素を取り込んでいる。」となりますね。
単体の酸素といえば、 O2 のことでした。
「生物は呼吸によって、 O2 を取り込んでいる。」と表しても問題ありませんね。
したがって、 アの「酸素」は「単体」の意味 で用いられています。
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以上のように、見分け方の手順は、次の通りです。
①「酸素」の前に、『単体の』という言葉を入れてみる。
②改めて文章全体を読んでみて、意味が通っているかどうかを確認する。
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この方法を使って、イ~エをチェックしていきましょう。
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イ「空気中に酸素は、約20%含まれる。」
この場合は、どうでしょうか?
「酸素」の前に、『単体の』という言葉を入れてみましょう。
「空気中に 『単体の』 酸素は、約20%含まれる。」
こちらも問題ありませんね。
したがって、 イの「酸素」も「単体」の意味 で用いられています。
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ウ「酸素とオゾンは、酸素の同素体である。」
今回も、「酸素」の前に、『単体の』という言葉を入れてみましょう。
「酸素とオゾンは、『単体の』酸素の同素体である。」となりますね。
単体の酸素とは、O2のことでした。
「酸素とオゾンは、O2の同素体である。」となりますね。
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ここで注目するのは、左側(下線が引かれていない)「酸素」と「オゾン」です。
「酸素」といえば「O2」です。
「オゾン」といえば「O3」です。
これを文章に入れてみましょう。
「O2とO3は、O2の同素体である。」となりますね。
すると、O2の意味が重なってしまっています。
つまり、下線部の「酸素」は、「単体」の意味ではありません。
ウの「酸素」は「元素」の意味 で用いられているということですね。
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エ「水の電気分解により、水素と酸素が得られる。」
今回も、「酸素」の前に、『単体の』という言葉を入れてみましょう。
最後に、エ「水の電気分解により、水素と 『単体の』 酸素が得られる。」
このとき発生するのは、気体の「酸素」です。
O2と言いかえても、問題ありませんね。
したがって、 エの「酸素」も「元素」の意味 で用いられています。
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以上より、答えは、 ウ です。
![高校 理科 化学基礎 演習1 答えあり、(2)のみ](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_che_bas/1_2_10_1/k_sci_che_bas_1_2_10_1_image05.png)
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今回は確認テストです。
試験に出やすい問題を解きながら、前回までの内容を復習していきましょう