3つ目のポイントは、「再生可能エネルギー」です。
こちらを見てください。

ポイント1で学んだ石炭や石油などのエネルギーを化石エネルギーといいます。
一方、太陽光や風力など自然の中に常に存在するエネルギーを再生可能エネルギーといいます。

再生可能エネルギーには、太陽光や風力などのほかにバイオマス、地熱などのエネルギーも含まれます。
1つずつ見ていきましょう。

まずは太陽光発電と風力発電です。
太陽光発電は太陽の光を使って発電します。
風力発電は風の力で発電します。
風力発電は発電量が風に左右されるため、多くの風力発電所は海沿いや山の上などに設置されています。

続いてはバイオマス発電と地熱発電です。
バイオマス発電は木くずや動物のふんにょうを使い、メタンガスと呼ばれるガスを発生させて発電します。
地熱発電は火山の蒸気を使って発電します。

これらの再生可能エネルギーには長所と短所があります。
こちらを見てください。

長所として環境にやさしい点や二酸化炭素をほぼ出さない点が挙げられます。
短所として電力供給が自然条件に左右されやすい点やコストがかかる点が挙げられます。

例えば風力発電は風が吹かなければ発電できません。
太陽光発電は天気が良くないと発電効率が下がります。
自然条件によって発電量が左右されるため、安定した供給は難しいのです。

そして、再生可能エネルギーを用いた発電施設の設置には多額の費用がかかります。
これらの理由から再生可能エネルギーがなかなか普及しないという状況になっています。

太陽光や風力などのエネルギーを再生可能エネルギーといいます。
環境にやさしい一方で、電力供給が不安定、高コストといった問題点もあります。
再生可能エネルギーの長所と短所、しっかり覚えておきましょう。