「これだけはおさえよう！」のコーナーです。比較形について ３つのポイント をお伝えします。

１つ目のポイントは 「不」の下に「如・若」があったら比較！ です。否定の「不（ず）」の下に「如」もしくは「若」があれば、比較だと判断しましょう。

キーフレーズの「百聞不如一見（百聞は一見に如かず）」でも「不」の次に「如」が来ていますね。

２つ目のポイントは Ａは無いこともある！ です。「ＡはＢにしかず」の「Ａは」の部分は無い場合もあるんです。

キーフレーズの「百聞不如一見（百聞は一見に如かず）」だと「百聞」がＡ、「一見」がＢに当たります。この文章だとＡもＢもありますが、例えば「不如一見（一見に如かず」のように Ａに当たる部分が無い文章もある ので注意しましょう。

３つ目のポイントは 「ＡはＢに及ばない」、つまりＢのほうがよい！ です。キーフレーズの「百聞不如一見（百聞は一見に如かず）」は、「百回話を聞くことは、一回目で見ることには及ばない」という意味になります。つまり、言いたいのは 一回目で見ることの方が良い ということです。

訳すときも、「ＡはＢに及ばない」と基本の形で訳しても構いませんが、「ＡよりもＢの方が良い」 と意訳してもＯＫです。

以上、比較形の３つのポイントを紹介しました。これらをふまえて、次の練習問題に挑戦しましょう！