高校漢文７章「比較・選択」。今回は「最上形」について学習します。

前回は 比較形 を学びました。「Ａ不若Ｂ」のように、２つのものを比べて「どちらがよいか」を考える、そんな表現でしたね。

今回は 最上形 です。「日本で富士山よりも高い山はない」のように これがナンバーワンだ！ という内容を表します。詳しく学んでいきましょう。

さっそくですが、今回のキーフレーズを見てみましょう。こちらです。

書き下し文は「人に存する者は、眸子（ぼうし）より良きは莫し。」となります。

キーフレーズを読むと、漢字がたくさんあって、どこから「最上形」を読み取ればいいのか分からない、なんて思うかもしれません。でも大丈夫です。この後紹介するポイントをおさえれば、「最上形」を必ず発見できるようになりますよ。

キーフレーズの訳は「人の中にあるもののなかでは、瞳より良いものはない。」つまり 「瞳が一番良い」 という意味です。このような「ナンバーワン」を表す表現には、次のようなものがあります。

少し複雑そうに見えるかもしれませんが、落ち着いて勉強していけば大丈夫です。次のコーナーでしっかり解説していきますよ！