高校古文５章「敬語」。今回は「敬語の本動詞と補助動詞」について学習するよ。

ポイントの１つ目は「本動詞と補助動詞」。まずは本動詞についてみていこう。

本動詞とはそれ自体で動作的意味を持つ動詞のこと。「歩く」や「走る」などの動作の他に「～がある」という存在も表すよ。例文の「あり」は存在を表す本動詞だね。つぎは補助動詞をみていこう。

補助動詞とは本来の動作的意味を失い上の語を補助したり意味を添えたりする動詞のことだよ。「プレゼントをあげる」と「助けてあげる」を比較すると、「助けてあげる」の方の「あげる」は動作的意味を失っているね。
例文の「文にあり」の「あり」は存在を表しているわけではないので、補助動詞になるよ。

本動詞と補助動詞の違いをおさえよう。