5分でわかる!国民党vs共産党

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この動画の要点まとめ
ポイント

ポイントの1つ目は「第二次世界大戦後の中国」です。
戦後の中国では 国民党と共産党の内戦(国共内戦) が再開されることになりました。詳しく見ていきましょう。
国共内戦の再開/勝利したのは共産党!

第二次世界大戦中、国民党と共産党は力を合わせて日本と戦いました。しかし、日本が敗戦すると、両党は中国の指導権をめぐって争いを再開したのです。国民党と共産党の争いを 国共内戦 と表現します。

この内戦に勝利したのは 毛沢東 率いる共産党でした。彼は、国内の多数を占める農民に対し、地主の土地所有を廃止することを宣言して支持を集めたのです。

農民を味方につけた共産党は、最終的に国民党に勝利。 蒋介石 率いる国民党は中国を出て、中華民国政府を 台湾 に移しました。
中華人民共和国の誕生!

内戦に勝利した共産党は、1949年に国号を 中華人民共和国 とし、首都を 北京 と定めました。

毛沢東は 国家首席 となり、首相には 周恩来 が就任。共産党の党首でもある毛沢東を、周恩来がサポートする体制ができあがりました。
毛沢東の政策/外交

国家主席となった毛沢東は、1950年に 中ソ友好同盟相互援助条約 を締結。日本やアメリカを敵とみなした軍事同盟を結びました。

また、中華人民共和国は建国直後にソ連・東欧・インドに承認され、その国際的な地位を高めました。一方、アメリカや日本などは台湾の中華民国政府を中国の正当な政権とみなし、1970年代になるまで中華人民共和国を承認しませんでした。
毛沢東の政策/国内

国内政治については、毛沢東は 土地改革 を実施。大地主の土地を没収すると、貧しい農民たちに分配しました。

さらに1953年からは、ソ連にならって 第1次五カ年計画 を実施。工業化と農業の集団化によって、社会主義国家の建設を目指しました。

以上、第二次世界大戦後の中国について学習しました。国共内戦で共産党が勝利し、毛沢東を国家主席とする中華人民共和国が成立。毛沢東が実施した国内外の政策についても、しっかり覚えておきましょう。

米ソ冷戦の時代、第4回。
今回は「中国と朝鮮半島の行方」について学習します。