5分でわかる!細胞膜
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この動画の要点まとめ
ポイント
![高校 生物 細胞12 ポイント2 左端の図](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio/1_2_12_2/k_sci_bio_1_2_12_2_image02.png)
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これは動物細胞の模式図です。
細胞膜の上部(囲まれている部分)を拡大して、細胞膜で行われている物質輸送について見ていきましょう。
受動輸送を行う膜タンパク質⇒チャネル
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細胞膜の断面を拡大すると、次のようになります。
![高校 生物 細胞12 ポイント2 真ん中の図 書き込みあり](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio/1_2_12_2/k_sci_bio_1_2_12_2_image03.png)
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リン脂質二重層でできた細胞膜の中央に、割り込むようなかたちで色の濃い構造物が描かれていますね。
これは、チャネルとよばれる膜タンパク質です。
チャネルは孔と呼ばれる穴を細胞膜につくり、細胞の内外の物質を輸送します。
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図では、細胞膜の上に四角い物質がたくさん描かれ、下には少しだけ描かれていますね。
つまり、上の方が高濃度、下の方が低濃度になっているわけです。
![高校 生物 細胞12 ポイント2 真ん中の図 書き込みあり](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio/1_2_12_2/k_sci_bio_1_2_12_2_image03.png)
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このとき、チャネルを通じて、何が起こるでしょうか?
物質は、高濃度の方から低濃度の方へ輸送されることになります。
図の場合、チャネルは、四角い物質を上から下に輸送することになりますね。
このような輸送を、受動輸送といいます。
能動輸送を行う膜タンパク質⇒ポンプ
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先ほどは、膜タンパク質のひとつとして、チャネルを紹介しました。
膜タンパク質には、この他にも様々な種類があります。
下の細胞膜の断面の模式図を見てください。
![高校 生物 細胞12 ポイント2 右端の図 トングの向きは上下逆 書き込みあり](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio/1_2_12_2/k_sci_bio_1_2_12_2_image04.png)
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細胞膜の中央に割り込むように、色の濃いトングのような構造物が描かれているのが分かりますか?
これは、ポンプとよばれる膜タンパク質です。
チャネルとは異なり、細胞膜を貫通するような穴が開いていないことが特徴です。
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ポンプは、低濃度の方から高濃度の方へ物質を輸送します。
図の場合、ポンプは、丸い物質を上方から下方へ輸送するのです。
このような輸送を、能動輸送といいます。
![高校 生物 細胞12 ポイント2 右端の図 トングの向きは上下逆 書き込みあり](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio/1_2_12_2/k_sci_bio_1_2_12_2_image04.png)
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ポンプを介した物質輸送について、もう少し詳しく見ていきましょう。
はじめ、ポンプの上部だけが開いていますね。
上部から丸い物質を取り込むと、ポンプの上部は閉じます。
すると、ポンプの下部が開き、丸い物質を放出するのです。
![高校 生物 細胞12 ポイント2 右端の図 書き込みあり](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio/1_2_12_2/k_sci_bio_1_2_12_2_image05.png)
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ポンプは、チャネルのように常に穴が開いているわけではありませんが、構造が変化することによって、物質の輸送を行うのですね。
特定の物質のみを透過させる性質⇒選択的透過性
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最後に、もうひとつ用語を紹介しておきます。
今回紹介したチャネルやポンプは、どんな物質でも自由に輸送できるわけではありません。
チャネルやポンプには様々な種類があり、それぞれ通過できる物質が決まっているのです。
特定の物質のみを透過させるような細胞膜の性質を、選択的透過性といいます。
![高校 生物 細胞12 ポイント2 図すべて・すべてうめる](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio/1_2_12_2/k_sci_bio_1_2_12_2_image06.png)
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細胞膜の膜タンパク質を介した物質の輸送について、詳しく見ていきましょう。