1つ目のポイントは、「公債金と国債費」です。
前回の授業では、国の 歳入 について学習しました。
今回は歳入の中でも 公債金 について、そして 歳出 の中でも 国債費 という費用について学習します。
こちらを見てください。

2つの円グラフがありますね。
左側は平成27年度の国の 歳入 、右側は 歳出 のグラフです。
まずは左側、歳入のグラフに注目してください。

歳入のうち一番多いのは、54.5兆円の 税収 です。
ただ、税収だけでは歳入の6割程度しかまかなえていません。
そこで政府は 借金をして歳入を得ています。
この借金を 公債金 といいます。

続いて右側、歳出のグラフを見てください。
内訳の中に 国債費 という項目がありますね。
これは 借金を返すためのお金です。

つまり、国の財政は 借金を返す一方でさらにお金を借りているという状況なのです。
現在でも日本の借金は増え続けています。
公債金は国の借金、国債費は借金を返すためのお金だと覚えておきましょう。