5分でわかる!近畿地方の都道府県と地形
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この動画の要点まとめ
ポイント
人口が多い大阪府、寺社仏閣で有名な京都府
最初に紹介するのは、①に位置する大阪府です。
大阪府は近畿地方で一番面積が小さく、一番人口が多い都道府県です。
江戸時代には「天下の台所」と称されるほど商業がさかえていた大阪は、現在でも近畿地方の経済活動における中心的な役割を担っています。
次に紹介するのは、②に位置する京都府です。
かつては日本の都として栄えた京都府には、金閣や銀閣など、世界遺産に登録されているお寺や神社などの建造物が見られます。
ポートアイランドで有名な兵庫県、法隆寺が建立された奈良県、伊勢神宮で有名な三重県
③に位置するのが兵庫県です。
兵庫県の県庁所在地は神戸市で、神戸市にはポートアイランドと呼ばれる人工島があります。
京都府の南、④に位置するのが奈良県です。海に面していない「内陸県」です。
奈良県には、聖徳太子の時代に建立された法隆寺があります。
歴史の授業でも学習する、重要な建築物です。
奈良県の東、⑤に位置するのが三重県です。
三重県には伊勢神宮(いせじんぐう)という有名な神社があります。
信楽焼で有名な滋賀県、みかんなどの生産量が多い和歌山県
⑥に位置するのが滋賀県です。
奈良県と同じく、海に面していない「内陸県」です。
滋賀県といえば、日本一大きな湖である琵琶湖が有名です。
琵琶湖のほかにも、有名な陶器である信楽焼をおさえておきましょう。
⑦に位置するのが和歌山県です。
和歌山県は果物の生産がさかんで、みかんのほか、梅や柿の生産量が全国1位を誇ります。
近畿地方の地形 赤潮が発生した琵琶湖
つづいて、近畿地方の地形について学習します。
こちらを見てください。
①は滋賀県に位置する琵琶湖です。
琵琶湖は日本最大の湖で、その面積は滋賀県全体の6分の1を占めるほどです。
琵琶湖ではかつて、生活排水が原因で赤潮が発生しました。
赤潮とは、プランクトンの異常発生で海や湖が変色する現象です。
赤潮の原因となったのは、合成洗剤などに含まれていた「リン」という物質でした。
赤潮の発生を受けて、滋賀県ではリンを含む家庭用の合成洗剤の使用禁止などを定めた条例が施行されたのです。
たまねぎの生産がさかんな淡路島 鳴門海峡ではうずしおが発生する
②は兵庫県に含まれる淡路島です。
淡路島といえばたまねぎの生産がさかんなことで有名です。
兵庫県は、北海道などに次いで全国有数のたまねぎの産地となっていますが、その生産量を支えているのが淡路島なのです。
淡路島で生産し、神戸や大阪などの大都市に出荷する近郊農業が行われています。
淡路島と徳島県鳴門市の間には鳴門海峡と呼ばれる海峡(かいきょう)があります。
陸と陸のあいだに挟まれて、海の幅が狭くなったところを海峡といいます。
鳴門海峡ではうずしおが発生することで有名です。
日本最大の半島である紀伊半島、リアス海岸が見られる志摩半島
③は紀伊半島を指しています。
近畿地方の南部にあたり、本州の太平洋側に突き出た半島です。
日本最大の半島として知られています。
④は志摩半島です。
志摩半島には、入り江と岬が複雑に入り組んだリアス海岸が見られます。
複雑なリアス海岸によってつくられる湾は、外洋からの波をさえぎってくれるため、普段は波が穏やかです。
そのため、志摩半島では養殖がさかんに行われており、とくに真珠の養殖が有名です。
近畿地方の都道府県と地形をおさえておきましょう。
今回のポイントは、「近畿地方の都道府県と地形」です。
近畿地方の都道府県の位置を確認しましょう。
こちらを見てください。