5分でわかる!これだけは押さえよう!
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この動画の要点まとめ
ポイント
「すら」と「をや」があったら抑揚!
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1つ目のポイントは 「すら」と「をや」があったら抑揚! です。抑揚の表現は 「Aすら(かつ) ~ 。(しかるを)いわんやB(において)をや」 と読みます。これまでの授業ではあまり見たことがない送り仮名ですね。
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漢文を読んでいて「すら」「をや」といった特殊な送り仮名を見つけたら 抑揚 の表現だと判断しましょう。
「Aすら」は「Aでさえ」と訳そう!
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2つ目のポイントは 訳し方に注意!「Aすら」⇒「Aでさえ」 です。漢文の送り仮名に「Aすら」とあったら、訳すときは 「Aでさえ」 としてください。そのまま「Aすら」と訳さないよう、気をつけてくださいね。
前半は抑え目、後半は強め!
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3つ目のポイントは 抑揚は「前半控えめ、後半強め」の表現! です。「死馬すら且つ之を買ふ(死んだ馬でさえ買う)」は抑え目で、「況んや生者をや(まして生きた馬ならなおさらだ)」は強めに訳しましょう。
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最後にもう一度、抑揚の表現について注意点をお伝えします。
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「且(かツ)」の字は 「尚・猶(なホ)」 と置き換えることができます。また「Aすら(かつ) ~ 。(しかるを)いわんやB(において)をや」のうち カッコがついている部分は省略される ことがあります。この2つをしっかりおさえておきましょう。
発展:反語の副詞「安」を使った抑揚の表現
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ちなみに、抑揚の表現には 反語の副詞「安」を使うパターン もあります。こちらを見てください。
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前半は「Aすら(かつ)~。」基本形と同じく 「且(かツ)」の字は 「尚・猶(なホ)」 と置き換えることができます。
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後半は「安心」の「安」に 「クンゾ」 と送り仮名が付いていますね。 「いづくんぞ」 と読みます。「いづくんぞ」は 「どうして」 という意味を持つ 疑問・反語の副詞 です。
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文末を見ると「B(未然形)んや」となっています。文末がこの形になっている場合は 反語 です。「Aすら(かつ/なほ)~」の下に「いづくんぞB(未然形)んや」の反語が来ることで、全体として 抑揚の表現 になります。
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意味は 「Aでさえ~なのだ。どうしてBしようか、いやBしない。」 となります。「~すら」は「~でさえ」、「いづくんぞ」は「どうして」と訳しましょう。
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「これだけはおさえよう!」のコーナーです。抑揚を表す表現について 3つのポイント をお伝えします。