中学歴史

【中学歴史】日宋貿易とは?

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この記事では、 「日宋貿易について詳しく知りたい」という人に向けて解説 します。また、テストでよく出題される「日宋貿易」に関する問題も紹介します。

1. 日宋貿易とは?

平安時代から鎌倉時代にかけて、日本と宋(中国)との間で行われた貿易を 日宋貿易 といいます。武士として初めて太政大臣になった 平清盛 は、現在の兵庫県に位置する 大輪田泊(おおわだのとまり) という港を整備して、日宋貿易を積極的に進めました。

日宋貿易において、日本は金・銀・硫黄などを輸出しました。一方、宋からは貨幣( 宋銭 )が輸入されました。大量の宋銭が輸入されたことで、日本では 貨幣経済 が進展することになりました。

2. 日宋貿易に関する一問一答

問題

平清盛が積極的に行った、宋(中国)との貿易を何という?

解答と解説

答えは 日宋貿易 です。「 平清盛 」「 」というキーワードをヒントに答えましょう。

3. 日宋貿易を進めた人物に関する問題

問題

次のうち、日宋貿易を積極的に進めた人物はどれ?
(ア)平清盛
(イ)足利義満
(ウ)聖徳太子
(エ)菅原道真

解答と解説

正解は (ア) 。平清盛は武士として初めて太政大臣になり、日宋貿易を積極的に進めました。「日宋貿易を行った人物」はテストでよく聞かれるので、しっかり覚えておきましょう。

(イ) 足利義満 は室町幕府の第3代将軍。明(みん)との間で 勘合貿易 を行いました。
(イ) 聖徳太子 は飛鳥時代に活躍した人物。 小野妹子 を遣隋使として派遣しました。
(エ) 菅原道真 は平安時代に活躍した人物。彼の提言に基づき、894年に 遣唐使が廃止 されました。

4. 日宋貿易に関する問題(発展)

問題

次のうち、日宋貿易に関する記述として ふさわしくない ものはどれ?
(ア)宋銭が輸入された。
(イ)航海の安全を祈願して、厳島神社が参詣された。
(ウ)平清盛が太政大臣として積極的に貿易を進めた。
(エ)貿易を進めるために、大阪の港が整備された。

解答と解説

正解は (エ) 。整備されたのは大阪ではなく 兵庫 の港。港の名前は 大輪田泊 (おおわだのとまり)といいます。

(ア)日宋貿易では 宋銭 が多く輸入され、鎌倉時代に多く使用されました。
(イ)現在の広島県に位置する 厳島神社(いつくしまじんじゃ)は、平清盛が航海の安全と一族の繁栄を願った神社です。
(ウ)平清盛は、武士として初めて 太政大臣 に就任し、日宋貿易を積極的に進めました。

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