トライのオンライン個別指導塾トライのオンライン個別指導塾

中2英語

not as ~ as …の意味と使い方

lecturer_avatar

この記事は、 「比較表現のnot as ~ as …がわからない」という人に向けて解説 します。英語が苦手な人でもこの記事を読めば、not as ~ as …の意味と使い方が簡単にわかる ようになります。

1.ポイント

英語の比較表現では、 「…と同じくらい~だ」「as ~ as …」 で表します。文法用語では、原級表現と呼んだりしますね。

I am as tall as Jack.

「わたしは、ジャックと同じくらい背が高いです。」

この「as ~ as …」にnotがついた否定表現は間違える人が多いので要注意です。I'm not as tall as Jack.を「わたしは、ジャックと同じ背の高さではない。」と訳すと,実は誤りなのです。 not as ~ as … は、 「…ほど~でない」 と訳すのが正解です。

I'm not as tall as Jack.

「わたしは、ジャックほど背が高くないです。」

ココが大事!

not as ~ as … 「…ほど~でない」

……といっても、「えっ!?どうしてそうなるの?」と不思議に思う人も多いですよね。このポイントについて、詳しく解説していきましょう。

2.「1つめのas」と「2つめのas」は意味が違う!

not as ~ asについて理解するには、「as ~ as …」の表現を正しく理解する必要があります。ここで使っている2つのasは、実はまったく違う意味のasなのです。

まず1つめのas「~と同じくらい」 を表します。I am as tall.だけでも、次のように文は成立します。

I am as tall.「わたしは、同じくらい背が高いです。」

話し手は、I am tall.「わたしは、背が高いです。」という内容を伝えようとしています。しかし、単に「背が高い」といっても、どれくらい高いのか伝わりませんね。そこで、I am as tall「わたしは、同じくらい背が高い」と表現し、このあとに「何と同じくらいか」の比較対象をつけたします。このとき、比較対象の前に置くのが2つめのasで、 「…と(比べて)」 を表します。

I am as tall as Jack.「わたしは、ジャックと同じくらい背が高いです。」

3.not as tallは「同じくらいには背が高くない」

では、I'm not as tall as Jack.とするとどうなるでしょうか。2つのasの意味の違いに注意しましょう。I'm not as tallは「わたしは、同じくらいには背が高くない」を表し、as Jackは「ジャックと(比べて)」を表します。したがって、I'm not as tall as Jack.で「わたしは、ジャックと同じくらいには背が高くない」=「わたしは、ジャックほど背が高くない」になるのですね。

I'm not as tall as Jack.

「わたしは、ジャックほど背が高くないです。」

ココが大事!

not as ~ as … 「…ほど~でない」

ちなみにnot as ~ as …は、not so ~ as …と表現することもあります。意味は同じです。

映像授業による解説

動画はこちら

4.not as ~ as … に関する問題

問題

次の英文を、日本語にしましょう。
(1) This movie is not as interesting as that one.
(2) I can't run as fast as Yuta.

解答

(1) この映画は、あの映画ほど面白くないです。
(2) わたしは、ユウタほど速く走れません。

解説

(1)は、this movie「この映画」がnot as interesting「同じほどは面白くない」と言っています。何と比べて面白くないかというと、as that one「あの映画と」ですね。

(2)は、I「わたし」がcan't run as fast「同じほど速く走れない」と言っています。何と比べて速くないかというと、as Yuta「ユウタと」ですね。

Try ITの映像授業と解説記事

「as ~ as …の比較表現」について詳しく知りたい方はこちら

トライのオンライン個別指導塾トライのオンライン個別指導塾