1つ目のポイントは、「オーストラリアの民族と歴史」です。

オーストラリアの先住民族を アボリジニ といいます。
1つ前の授業で、アボリジニの言葉では「エアーズロック」ではなく「ウルル」だという話をしましたね。

アボリジニにとって、ウルルは神聖な場所なのです。

アボリジニが暮らすオーストラリア。
そこに、ヨーロッパから侵入者がやってきます。
こちらを見てください。

18世紀後半、オーストラリアに イギリス人 がやってきました。
彼らはオーストラリアを支配し、 植民地 としたのです。

20世紀前半から1970年代には、ヨーロッパ系以外の移民が制限されることになりました。
当時のヨーロッパ中心の考え方を、 白豪主義 といいます。

人種差別的な白豪主義の考え方は次第に衰退していきます。
現在では、ヨーロッパ以外の移民も積極的に受け入れられています。
多様な民族が暮らすオーストラリアの社会を、 多文化社会 といいます。

かつてヨーロッパの植民地支配を受けていたオーストラリア。
現在は多様な民族が共存する、多文化社会であるということを覚えておきましょう。