高校漢文

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5分でわかる!逆接を表す表現

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この動画の要点まとめ

ポイント

逆説を表す表現

高校漢文 8章2 POINTの図

これでわかる!
ポイントの解説授業
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高校漢文8章「仮定・願望」。今回は「逆説を表す表現」について学習します。

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前回は「もしA(条件)ならばB(結果)」という 仮定条件 と、「A(原因)なのでB(結果)」という 確定条件 を学びました。今回のテーマは 逆説 です。「雖」や「縦」という漢字があったら、逆説を表す表現になります。詳しく学んでいきましょう。

逆説を表す「雖」と「縦」

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逆説を表す漢字「雖」と「縦」。「雖」の場合、読みは 「Aといへども、B」 となります。一方、「縦」の場合は 「たとひAとも、B」 となります。

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「雖」の場合も「縦」の場合も意味は共通で 「たとえAであってもB」 もしくは 「AであるけれどもB」 となります。ここで、逆説の表現を使ったキーフレーズを見てみましょう。

高校漢文 8章2 キーフレーズ

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書き下し文は 「令すと雖も従はず。」 となります。一文字目に逆説の「雖」が来ていますね。訳は 「たとえ命令を出したとしても従わない。」 となります。

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『論語』を出典とするこの文章は「上に立つ人は自分自身の行いを正しくしなければ、たとえ命令を出したとしても誰も従わない」と述べています。自分がちゃんとしていないと、説得力がなくなってしまうのです。反対に、この文章の前にある部分では「上に立つ者が正しい行動をしていれば、人民は従ってくるものである」と述べられているのです。

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逆説を表す漢字「雖」と「縦」。この2つをしっかりおさえておきましょう。

この授業の先生

打越 竜也 先生

「楽しく、わかりやすく」をモットーに伝授する、漢文の達人。人を惹きつける語り口とコミカルな動作から紡がれる、丁寧で完成された解説は、ファンになる生徒が後を絶たない。

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