高校世界史B
5分で解ける!明・清の文化(2)に関する問題
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この動画の問題と解説
練習
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下のカッコ内に入る語句を答えよう
解説
これでわかる!
練習の解説授業
時代を風刺したおもしろい作品!
まず、明・清代の小説について確認しましょう。
この時代の小説は 時代を風刺した作風 で庶民の支持を集めました。明代には『 水滸伝 』『 西遊記 』『 金瓶梅 』や、三国時代の英雄の活躍を描いた『 三国志演義 』といった作品が人気を集めました。
清代には『 紅楼夢 』や『 聊斎志異 』、そして官僚の腐敗や堕落を描いた『 儒林外史 』などが人気を集めました。作品名だけではなく、いつの時代の作品なのかを注意して覚えてあげましょう。
実際に役立つ学問を研究しよう!
明・清の時代になると、医学・農学などの 実学 が発達しました。ポイント2では3人の人物を紹介しましたね。
1人目は、薬物・医学解説書の『 本草網目 』を著した 李時珍 。2人目は、農業技術・農業政策の総合書である『 農政全書 』を著した 徐光啓 。3人目は、イラストつきの産業技術書である『 天工開物 』を著した 宋応星 です。
たくさんやってきたイエズス会宣教師たち!
最後に、明・清を訪れた イエズス会宣教師 について確認します。
16世紀のヨーロッパで 宗教改革 が起きると、カトリック教会は劣勢に立たされました。そこで勢力回復のために ヨーロッパ以外の新天地への布教 が行われ、多くの宣教師がアジアやアメリカ大陸を訪れました。
明代の中国には、イエズス会の フランシスコ=ザビエル 、イタリアの マテオ=リッチ 、ドイツの アダム=シャール らが訪れました。 マテオ=リッチ は「 坤與万国全図 」、 アダム=シャール は『 崇禎暦書 』を、明の 徐光啓 という人物と協力して完成させました。
清代の中国には、大砲を鋳造した フェルビースト 、「皇與全覧図」を制作した ブーヴェ の他、 円明園の設計 で知られる カスティリオーネ が訪れました。
高校世界史Bの問題
- 先史時代
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- ギリシア世界
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- インドの古典文明
- 東南アジア前近代史
- 中国の古典文明
- 中国の分裂・混乱期(魏晋南北朝)
- 東アジア文明圏の形成(隋・唐)
- イスラーム世界
- 中世ヨーロッパ世界の成立
- 中世ヨーロッパ世界の展開
- 中世ヨーロッパ世界の各国史
- 東アジア世界の展開
- 中国周辺地域史
- イスラーム世界の繁栄
- ルネサンスと大航海時代
- 宗教改革
- 主権国家体制と西欧絶対王政
- 東欧絶対王政
- イギリスの市民革命
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- フランス革命とナポレオン
- ウィーン体制の成立と崩壊
- 19世紀の欧米諸国(1) 英・仏・伊・独
- 19世紀の欧米諸国(2) 露・米
- 19世紀の欧米諸国(3) 19世紀の欧米文化
- 中国と朝鮮の植民地化
- アジア諸地域の植民地化
- 帝国主義の時代
- 世界分割と列強の対立
- 帝国主義と東アジア
- 帝国主義とアジアの民族運動
- 第一次世界大戦とロシア革命
- ヴェルサイユ体制とワシントン体制
- 第一次世界大戦後の欧米諸国
- 戦間期のアジア諸地域
- 世界恐慌とファシズム諸国の侵略
- 第二次世界大戦と戦後秩序の形成
- 米ソ冷戦の時代
- 冷戦の激化と西欧・日本の経済復興
- 第三勢力の台頭と米ソの歩み寄り
- 自立を強める東アジア
- アジア諸地域の紛争
- 経済危機と冷戦の終結
- 現代文明と各地の紛争
前回に引き続き、明・清の文化について学習しました。
今回学んだ内容をおさらいしましょう。