高校世界史B
5分でわかる!明の全盛期!
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この動画の要点まとめ
ポイント
明の全盛期!
これでわかる!
ポイントの解説授業
ポイントの1つ目は「永楽帝の時代」です。前回の授業では、明の初代皇帝 洪武帝 と第2代 建文帝 について勉強しました。
今回は、第3代 永楽帝 の業績に注目します。彼は、前回学習した 靖難の役 で、第2代 建文帝 を破って皇帝に即位しました。この永楽帝の時代に 明は最盛期を迎えることになります。
永楽帝の内政|都を北京に移し、紫禁城を造営
1421年、永楽帝は都を南京から 北京 に移します。そして、宮殿として 紫禁城 (しきんじょう)を造営しました。紫禁城の一部は現在でも中国に残っており、 故宮(こきゅう)博物院 として一般に開放されています。
また、永楽帝は 内閣大学士 という役職を設置し、皇帝の政務補佐にあたらせました。さらに、宮廷に使える世話役である 宦官 (かんがん)を重用したのです。
永楽帝の外政|積極的な対外遠征を行う
永楽帝は積極的な対外遠征を行いました。1400年ごろには ベトナムに出兵 し、約30年間ベトナムを支配しました。
1410年~1424年には、皇帝自ら軍勢を率いて、5回にわたる モンゴル遠征 を行いました。
宦官の鄭和を南海諸国遠征に派遣!
さらに、永楽帝は 鄭和 (ていわ)を 南海諸国遠征 に派遣します。鄭和は イスラーム教徒の宦官 で、合計7回の遠征を行いました。
地図には鄭和の遠征ルートが示されています。鄭和は東アジアからアフリカまで、広範囲に遠征を行いました。
以上、永楽帝の業績を紹介しました。永楽帝は 明の全盛期を築いた ことをおさえておきましょう。
明・清の時代、第2回。
今回は「永楽帝の時代と明への外圧」について学習します。