5分でわかる!フランスは内乱の後に絶対王政が始まる!
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この動画の要点まとめ
ポイント
ブルボン朝が成立し、絶対王政が始まった
絶対王政が始まる前のフランスは 内乱状態 でした。 宗教改革 のところで勉強した ユグノー戦争 を覚えていますか?フランスにおけるカルヴァン派(=ユグノー)とカトリックとの対立が原因で1562年に始まったユグノー戦争は、 農民や貴族、国王をも巻き込む大内乱 へと発展しました。
この混乱の中で ヴァロワ朝 が断絶し、その後に成立した ブルボン朝 のもとでフランス絶対王政が始まりました。
アンリ4世の時代
ブルボン朝の初代国王を アンリ4世 といいます。彼はもともと ユグノー でしたが、フランスは カトリックが優勢な国 でした。そこでアンリ4世は カトリックへの改宗 を行いました。多数を占めるカトリックに改宗することで、国民の支持を得ようとしたのです。
ただし、彼はユグノーを見捨てたわけではありません。改宗した後に ナントの王令 を発布し、条件付きではあるもののユグノーの信仰を認めたのです。これで、ついに ユグノー戦争が終結 することになりました。
ユグノー戦争で国内の貴族は没落し、国王に権力が集中しつつありました。アンリ4世は今こそ絶対王政を確立するチャンスととらえ、 積極的な海外進出 を行いました。
1604年に フランス東インド会社 を設立し、1608年にはカナダにおける植民地として ケベック を建設しました。
ルイ13世の時代
アンリ4世の次に即位したのが ルイ13世 です。彼は 三部会の招集を停止 するなど、絶対王政の強化を行いました。
ちなみにルイ13世が宰相に任命した リシュリュー という人物は 王権の強化 に貢献したことで知られています。
以上、フランス絶対王政の流れを説明しました。
ユグノー戦争による内乱の後に ブルボン朝 が成立し、ブルボン朝の国王のもとで絶対王政が進展していったのです。国王の名前と、それぞれの事績をしっかり覚えておきましょう。
ポイントの3つ目は「フランス絶対王政」です。
ポイント1・2で勉強したイギリスを離れ、今度は舞台をフランスに移します。 フランス絶対王政 がどのように確立されたのか、一緒に見ていきましょう。