高校化学
5分でわかる!鉄の性質と化合物
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この動画の要点まとめ
ポイント
鉄の性質と化合物
これでわかる!
ポイントの解説授業
前回は、鉄の精錬について学習してきましたね。
次に、鉄の性質について詳しく見ていきましょう。
鉄の性質 融点が高く、湿った空気中でさびやすい
まず、鉄は、融点が高い物質です。
鉄は、溶鉱炉などで非常に高温にしないと、溶解しません。
また、鉄はさびやすい金属としても有名です。
みなさんも、鉄がさびている様子を見たことがあるでしょう。
鉄の性質 塩酸・希硫酸を加えると、水素を発生して溶け、鉄(Ⅱ)イオンになる
鉄に塩酸・希硫酸を加えると、水素を発生して溶け、鉄(Ⅱ)イオンになります。
イオン化傾向の時に学んだように、鉄は水素よりもイオン化傾向が大きい元素です。
鉄の性質 濃硝酸とは不動態を形成し、溶けない
鉄は塩酸や希硫酸に溶けますが、濃硝酸にはどうでしょうか?
実は、濃硝酸に対しては、表面に酸化皮膜を生じて不動態になり、溶けません。
鉄の性質 ステンレス鋼はさびにくい
アルミニウムのときには、ジュラルミンという合金を紹介しました。
同じように、鉄にも、重要な合金があります。
鉄とクロム・ニッケルの合金を、ステンレス鋼といいます。
「ステンレス」とはさびにくいという意味で、キッチンの流しなどに利用されています。
鉄の性質について整理しておきましょう。
今回のテーマは、「鉄の性質と化合物」です。