高校化学
5分で解ける!銅とその性質に関する問題
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解説
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練習の解説授業
銅を得る流れは、黄銅鉱⇒粗銅⇒(電解精錬)⇒純銅
(1)は、銅を得る方法に関する問題です。
銅の原材料は、黄銅鉱という鉱石でした。
この黄銅鉱を溶鉱炉に入れ、粗銅を作ります。
さらに、粗銅を電解精錬することで、純銅が得られるのでした。
よって、(1)の答えは電解精錬です。
(2)は、銅の性質について、誤ったものを選ぶ問題です。
順番に見ていきましょう。
銅の性質 展性、延性に富む
ア 展性、延性に富む
こちらは、正しい内容です。
銅は展性・延性に富む金属です。
ちなみに、展性は薄く広げることができる性質、延性は長く伸ばすことができる性質のことでしたね。
銅の性質 電気伝導性が大きい
イ 電気伝導性が大きい
こちらも、正しい内容です。
銅は電気伝導性が大きく、多くの電子機器に使われています。
銅の性質 湿った空気中で緑青を生じる
ウ 湿った空気中で緑青を生じる
こちらも、正しい内容です。
銅は湿った空気中で緑青というサビのようなものを生じます。
銅の性質 塩酸や希硫酸には溶けないが、酸化力のある硝酸や熱濃硫酸には溶ける
エ 単体は塩酸や希硫酸に溶ける
こちらは、誤った内容です。
銅はイオン化傾向が水素より小さいので、塩酸や希硫酸には溶けません。
しかし、硝酸や熱濃硫酸などの酸化力がある酸には溶けます。
以上より、(2)の答えは、エです。
練習問題を解いていきましょう。