高校物理基礎
5分で解ける!電流の方向と大きさに関する問題
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練習の解説授業
電流は自由電子の逆向きに移動
自由電子は マイナスの電荷 です。電流はプラスの電荷が移動する方向に流れるので、 自由電子と逆の上向き が答えですね。
電気量=電気素量×電子数
1[s]間に通過した電子数をN個とします。問題では、 電流の大きさが3.2[A] と与えられているので、 1[s]間に導線の断面を通過する電気量Q=3.2[C] とわかりますね。
一方、電気量QはNを使って表すこともできます。電気量-1.6×10-19[C]を持った電子が1[s]間にN個流れているので、
Q=1.6×10-19×N
⇔ 3.2=1.6×10-19×N
この式を解けば、1[s]間に通過した電子数N個が求まりますね。
問題文の中に、 電気素量 という聞きなれない言葉がありますね。 電気素量 は、 電子1個あたりの電気量 のことです。つまり、電子1個の電気量は1.6×10-19[C]という小さな値なのですね。