中2理科
5分でわかる!水蒸気のモデル
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この動画の要点まとめ
ポイント
飽和水蒸気量曲線
これでわかる!
ポイントの解説授業
露点とは、飽空気中の水蒸気が水滴になりはじめる温度
たとえば、気温が25℃で、13gの水蒸気をふくむ空気を考えましょう。
この空気は、グラフではどのように表されているでしょうか?
まずは、横軸が25℃のところを探します。
25℃のとき、曲線は23.0gのところを通っています。
その下にグレーの棒グラフがかかれていますね。
これが実際にふくまれている水蒸気の量(13g)です。
このときには、水蒸気はすべて気体のままふくまれています。
しかし、この空気を冷やしていくとどうなるでしょうか?
15℃のところを見てください。
飽和水蒸気量と今の水蒸気量がぴったりと同じになっています。
さらに冷やしていきます。
この空気が5℃になると、今の水蒸気量が飽和水蒸気量を上回ってしまいます。
すると、空気中の水蒸気が水滴としてでてきますよね。
このときの温度のように、「空気中の水蒸気が水滴になりはじめる温度」のことを 露点 といいます。
ちなみに、露ができる現象のことを 結露 といいます。
結露はとても身近な現象です。
冬の時期に、家の窓ガラスがぬれていたことはありませんか?
この場合には結露がおきているのです。
飽和水蒸気量は、温度によって変化するんでしたよね。
図の下には、表がありますね。
この表は、気温と飽和水蒸気量の関係を表しています。
気温が高くなるほど、飽和水蒸気量も大きくなることがわかります。
この表をグラフに直したものが図の上にあります。
グラフの曲線の値は、表の値が一致していますね。
この曲線のことを 飽和水蒸気量曲線 といいます。
飽和水蒸気量曲線を読み取れるようになると、空気がどのような状態にあるかがわかります。