5分でわかる!絶対王政の構造を確認しよう!
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この動画の要点まとめ
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16~18世紀のヨーロッパでは、絶対的な権力を持つ国王のもとで国の政策が決定されていました。この体制を 絶対王政 と呼びます。今回は、絶対王政が成立するための仕組みについて説明します。
絶対王政の基盤|官僚制と常備軍
国王の権力がいくら強いといっても、個人の力には限界があります。王ひとりで国のすべてを決定することはできません。
そこで、国王の政治を補佐するために 官僚制 が整備されました。官僚は主に 貴族 で構成され、国王の政治をサポートしました。
また、絶対王政の時代には 常備軍 が設置されるようになりました。これまでは戦争が無いときは軍隊は解散されていたのですが、絶対王政期には 軍隊が常に設置されたのです。 常備軍は国王が好きな時に使うことができました。
官僚制と常備軍。
絶対王政を支える2つの制度を覚えておきましょう。
絶対王政の政治理論|王権神授説
絶対王政は、制度だけでなく 政治的理論 によっても支えられていました。それが 王権神授説 です。こちらを見てください。
王権神授説とは、国王の権利は 神が授けた神聖なもの であり、誰にも奪えない神聖不可侵なもの、とする理論です。国王は自らの統治を正当化するために、この理論を利用しました。
絶対王政の経済基盤|重商主義と工場制手工業
最後に、絶対王政を支える 経済基盤 について説明します。
官僚を雇うにも常備軍を設置するにも、もちろんお金がかかります。その財源を確保するために 重商主義 政策がとられました。こちらを見てください。
重商主義の考え方は大きく2種類にわかれます。1つ目は 重金主義 です。 海外植民地から金銀を奪うことで富を増やす という考え方でした。
これは植民地がなければ成り立たない上、植民地の金銀はもちろん量に限りがあるため、この政策だけに頼るのは危険でした。
そこで、17世紀ごろから 貿易差額主義 という方針が登場しました。輸出を増やし、輸入を減らすことで 貿易で利益を上げる という考え方です。
重金主義よりも現実的なため、貿易差額主義は徐々に主流となっていきます。
「マニュファクチュア」の登場
輸出を増やすためには、 安くて質の良い商品を大量につくる必要があります。 そこで生まれたのが 工場制手工業 ( マニュファクチュア )という生産方式でした。
お金持ちが工場を建てて労働者を雇い、分業によって製品をつくる方式です。マニュファクチュアによって、効率化と品質維持の両立が可能になりました。
絶対王政を支える制度、政治理論、経済システム。それぞれしっかり覚えておきましょう。
ポイントの2つ目は、「絶対王政の基盤」です。