高校世界史B
5分で解ける!中世ヨーロッパ世界の成立(第3問)に関する問題
- 問題
- 問題
この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
中世ヨーロッパ世界の成立/確認テスト(第3問)
解説
これでわかる!
問題の解説授業
問題(1)
①意外かもしれませんが、中世ヨーロッパの封建制度下では 家臣は複数の主君に仕えることが可能でした。 あくまで個人契約なので、同時に複数の契約を結んでも良かったのです。ちなみに 主君も複数の家臣を持つことが出来ました。 この文章は問題ありませんので、正解は ① となります。
②正しくは「 ローマの恩貸地制 」と「 ゲルマンの従士制 」ですね。組合せが逆になっています。
③「家臣のみに義務を課す 片務的な契約 」という記述が誤りですね。封建制度では、家臣だけでなく主君も義務を負っていました。双方が義務を負う「 双務的契約 」だったのです。
④「 国王の中央集権が容易になった 」という記述が誤りです。封建制度下では 諸侯の力が強く 、国王に権力が集中することはありませんでした。荘園領主には 不輸不入権が認められていた ことからも分かるように、中央集権どころか各地の諸侯の力が非常に強かったのです。
問題(2)
カール大帝 の時代の出来事として正しい記述を選びましょう。選択肢を一つずつ確認します。
① カール大帝が撃退したアジア系遊牧民 といえば、 フン人 ではなく アヴァール人 でしたね。
②カールの戴冠で復活したのは、東ローマではなく 西ローマ 帝国です。
③この文章自体に誤りはありませんが、カール大帝の時代の出来事ではありません。 ラヴェンナ地方を教皇に寄進 したのは、カール大帝の父 ピピン です。ピピンが教皇にラヴェンナ地方を寄進したことを「 ピピンの寄進 」といいます。
④カール大帝は ランゴバルド王国を滅ぼしました。 この記述に問題はありません。正解は ④ となります。
中世ヨーロッパ世界の成立の問題
高校世界史Bの問題
- 先史時代
- 古代オリエント
- ギリシア世界
- ローマ世界
- インドの古典文明
- 東南アジア前近代史
- 中国の古典文明
- 中国の分裂・混乱期(魏晋南北朝)
- 東アジア文明圏の形成(隋・唐)
- イスラーム世界
- 中世ヨーロッパ世界の展開
- 中世ヨーロッパ世界の各国史
- 東アジア世界の展開
- 明・清の時代
- 中国周辺地域史
- イスラーム世界の繁栄
- ルネサンスと大航海時代
- 宗教改革
- 主権国家体制と西欧絶対王政
- 東欧絶対王政
- イギリスの市民革命
- アメリカ世界の成立
- フランス革命とナポレオン
- ウィーン体制の成立と崩壊
- 19世紀の欧米諸国(1) 英・仏・伊・独
- 19世紀の欧米諸国(2) 露・米
- 19世紀の欧米諸国(3) 19世紀の欧米文化
- 中国と朝鮮の植民地化
- アジア諸地域の植民地化
- 帝国主義の時代
- 世界分割と列強の対立
- 帝国主義と東アジア
- 帝国主義とアジアの民族運動
- 第一次世界大戦とロシア革命
- ヴェルサイユ体制とワシントン体制
- 第一次世界大戦後の欧米諸国
- 戦間期のアジア諸地域
- 世界恐慌とファシズム諸国の侵略
- 第二次世界大戦と戦後秩序の形成
- 米ソ冷戦の時代
- 冷戦の激化と西欧・日本の経済復興
- 第三勢力の台頭と米ソの歩み寄り
- 自立を強める東アジア
- アジア諸地域の紛争
- 経済危機と冷戦の終結
- 現代文明と各地の紛争
封建的主従関係( 封建制度 )について、正しい文章を選びましょう。
選択肢を一つずつ確認します。