高校化学

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5分でわかる!マグネシウムとアルカリ土塁金属

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この動画の要点まとめ

ポイント

マグネシウムとアルカリ土類金属

高校化学 無機物質22 ポイント2 答えあり

これでわかる!
ポイントの解説授業
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今回のテーマは、「マグネシウムとアルカリ土類金属」です。

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前回は、アルカリ土類金属について紹介しましたね。
アルカリ土類金属とは、2族元素のうち、ベリリウムとマグネシウム以外のものでした。

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今回は、マグネシウムとアルカリ土類金属の違いについて、より深く学習していきましょう。

高校化学 無機物質22 ポイント2 答えなし

MgSO4は水に溶ける、CaSO4は水に溶けない

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最初に注目するのは、硫酸塩です。
硫酸マグネシウムMgSO4 は、水に溶けます。
しかし、硫酸カルシウムCaSO4 などのアルカリ土類金属の硫酸塩は、水に溶けません。

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つまり、硫酸塩については、「水に溶ける」・「水に溶けない」 の順になります。

MgCO3もCaCO3も水に溶けない

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次に紹介するのは、炭酸塩です。
炭酸マグネシウムMgCO3 は、水に溶けません。
同様に、炭酸カルシウムCaCO3 などのアルカリ土類金属の炭酸塩も水に溶けません。

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つまり、炭酸塩については、どちらの場合も 「水に溶けない」 となります。

Mgは炎色反応なし、アルカリ土類金属は炎色反応あり

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続いて、炎色反応です。
マグネシウムは炎色反応を示しません。

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しかし、アルカリ土類金属は炎色反応を示します。

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表には、 「なし」・「あり」 が入ります。

Mgは熱水とは反応、アルカリ土類金属は水と激しく反応

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それでは、「水との反応性」です。
マグネシウムは、熱水と反応します。
常温の水とは反応しないわけですね。

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それに対して、アルカリ土類金属は、水と激しく反応します。
 Ca+2H2O→Ca(OH)2+H2
これはアルカリ金属の反応とよく似ていますね。
「アルカリ」というぐらいですから、塩基を生じている点にも注目です。

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表には、 「熱水とは反応する」・「激しく反応する」 の順に入ります。

Mg(OH)2は弱塩基、Ca(OH)2は強塩基

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最後は、水酸化物です。
水酸化マグネシウムMg(OH)2は、弱塩基です。
それに対して、Ca(OH)2のような、アルカリ土類金属の水酸化物は、強塩基です。

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表には、 「弱塩基」・「強塩基」 が入ります。

高校化学 無機物質22 ポイント2 答えあり

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マグネシウムとアルカリ金属の違いを整理しておきましょう。

この授業の先生

五十嵐 健悟 先生

「目に見えない原子や分子をいかにリアルに想像してもらうか」にこだわり、身近な事例の写真や例え話を用いて授業を展開。テストによく出るポイントと覚え方のコツを丁寧におさえていく。

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