2つ目のポイントは、「二院制の長所と短所」です。

日本の国会は 衆議院 と 参議院 の2つの議院から成り立っています。
このような仕組みを 二院制 といいます。

二院制については「 参議院は必要ない 」「一院制の方が良い」と考える人もいます。
いったいどうしてでしょうか？
実は、二院制には 長所と短所 があるのです。
こちらを見てください。

二院制の長所として 審議を慎重に行うことができる 点があげられます。
両院で話し合いをすることで 国民の様々な意見を反映しながら、慎重に物事を決定する ことができます。

二院制の短所として 時間やお金がかかる 点があげられます。
話し合いの場が二つあるため、一院制に比べ、単純に考えると審議に2倍の時間がかかってしまいます。

さらに、参議院は衆議院の「コピー」ではないかという批判もあります。
例えば、両院で最も多くの議席を占めているのが同じ政党だった場合、両院で同じような議論が繰り返され、同じ結論に達することが多くなってしまうかもしれません。
わざわざ二院制を採用しているのに、二院とも同じような考え方しかできないなら、一院制で良いのでは？と主張する人もいるのです。

日本の国会は、衆議院と参議院の二院制であること。
二院制には長所と短所があることをおさえておきましょう。